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湯布院温泉食べ歩き(パン工房 まきのや・櫟〔くぬぎ〕の丘) 湯布院温泉食べ歩き(「パン工房 まきのや」の天然酵母パン)
湯布院温泉食べ歩き(パン工房 まきのや・櫟〔くぬぎ〕の丘) 湯布院温泉食べ歩き(「櫟〔くぬぎ〕の丘」のピザ窯)
湯布院温泉食べ歩き(パン工房 まきのや・櫟〔くぬぎ〕の丘) 湯布院温泉食べ歩き(「櫟〔くぬぎ〕の丘」のカプリチョーザとクアトロフォルマッジョ)

マロンの食べ歩き(九州)あこがれの湯布院(2)

湯布院のメインストリート「湯の坪街道」の様子や、こだわりの天然酵母パンで有名な「パン工房 まきのや」、「るるぶ」にも掲載されている話題のピッツァ&パスタのお店「櫟〔くぬぎ〕の丘」などを紹介しています。

  1. 活気あふれる「湯の坪街道」
  2. 「パン工房 まきのや」の天然酵母パン
  3. 自宅でできる!手作り天然酵母パン
  4. ピッツァ&パスタの「櫟〔くぬぎ〕の丘」

活気あふれる「湯の坪街道」

湯布院のメインストリート「湯の坪街道」
湯布院のメインストリート「湯の坪街道」

湯布院はしっとりとした温泉町の横顔もあるけど、エネルギッシュな若者の町でもありました。そういえば黒川温泉の内風呂で一緒になった奥さんも「ええ年して湯布院で遊ぶ元気はもうないわ〜」って言ってたなぁ‥

写真はそのエネルギッシュな若者でいっぱいの(;^_^A 有名な湯の坪街道
あこがれの‥湯布院:その1」で紹介したB-speakやこだわりの豆腐料理が楽しめる“貧乏な貴族”などもここにあります。マロンとパパはエエ年して、「まだまだ遊びた〜い!」~(=^‥^A

湯布院盆地を走る辻馬車。一頭で定員10人をひいてくれる。すごい馬力だね。
JR由布院駅を出発して、佛山寺、宇奈岐日女神社と周って由布院駅に帰ってくる一周約50分ののんびりコースだそうです。料金はお一人1200円。マロンたちも乗りたかったけど、時間の関係で涙を呑みました‥( ノ△ ・ 。)

辻馬車と人で一杯のB-Speak
辻馬車と人で一杯のB-Speak

湯の坪街道にはあの「金賞コロッケ」もあります。NHKテレビで全国放送された第1回「全国コロッケコンクール」で金賞受賞したことで有名ですね。
原料に北海道産の男爵芋と和牛の脂肪分を抜いた赤身のミンチを使い、牛肉の旨みが低カロリーで存分に味わえるってことで、これも咽から手が出るほど食べたかったけど、これから後の予定を考えて、断腸の思いで断念しました‥( ノ△ ・ 。)→でも次の訪問でしっかり食べました(^^;)

その1で話したPロールのB-speakはいつも若者たちでいっぱい。エネルギッシュな湯の坪街道の入り口にあって、象徴的な存在です。

湯布院:湯の坪街道マップ B-speak パン工房 まきのや 櫟〔くぬぎ〕の丘 山のホテル 夢想園 金賞コロッケ 金賞コロッケ 茶房 天井棧敷 貧乏な貴族 ホテル ゆふいん七色の風 角柱本店
行きたい所をクリックすると、説明にジャンプできます♪

「パン工房 まきのや」の天然酵母パン

天然酵母パンの「パン工房 まきのや」
天然酵母パンの「パン工房 まきのや」

こだわりの天然酵母パンで有名な「パン工房まきのや」も湯布院のメインストリート“湯の坪街道”にあります。
昨年から天然酵母パンに懲りまくってるマロンにとって絶対外せない場所なのです♪(o^-^o)

朝から行列ができるってことなので、チェックアウトしてまっ先に直行した。開店30分前に着いたのに、「お〜!並んでる並んでる!」。一番前のお兄さんは椅子まで準備して慣れた様子。ガイドブックには「売り切れも多々」とある。ちょっと不安‥(・・;)

開店から大繁盛の「パン工房 まきのや」
開店から大繁盛の「パン工房 まきのや」

開店はしたものの、前には長い行列。みんな3つも4つも買ってるようす。気が気じゃない。あ〜ん‥(>▽<;;

お目当てのレーズンかぼちゃパンが売り切れたらどーしよー。お店の中では、女の子が二人で手際よく客をさばいてる。

パパぁ〜飛ぶように売れてるよ〜ど〜しよ〜(´□`;)

驚きのもちもち感!“パン工房 まきのや”の天然酵母パン!

「パン工房 まきのや」の天然酵母パン
「パン工房 まきのや」の天然酵母パン

でも、マロンもなんとかかぼちゃパンヨーグルトパンくるみパンゴマぱんををGet!あ〜よかったぁ‥ヾ(;´▽`A`` さっそくお店の前のテラスで撮影開始だ〜♪

店先の小さなテラスでパパと二人、さっそく買ったパンの写真撮りをした。行列してる人たちがジロジロ‥。サイトのためだもの!そんなことにかまっちゃぁいられない!(;^_^A

マロンも図太くなったもんだ。最初の頃はどこでもかまわず写真を撮ろうとするパパに、人目を気にしてオロオロ‥ヽ ア セ(;~▼~;) ア セヽ
でも今じゃ平気でレフ板当てて、「オ〜ケ〜!」なんて大声上げてる。これでもうら若き主婦なんですけどね‥(;^_^A

もっちもちのレーズンかぼちゃパン
もっちもちのレーズンかぼちゃパン

写真@の右手前のボリュームたっぷりのがヨーグルトパン。島根県木次(きすき)町の高級ヨーグルトを使用しているそうで、りんご果汁の甘味がほんのりして、さっぱりヘルシーでした。

そして、写真Aの手前のが一番のお目当てだった、レーズンかぼちゃパン。人気ナンバーワンだそうです。
見よ!この驚異のねちねちもちもち感!まるで高級練り製品を食べてるみたいでしたぁ〜)^o^(
天然酵母のまろやかさが、北海道のくりかぼちゃとほんのり甘いワイン漬けのレーズンとしっとりコラボして、口の中にやさしさが広がります。

ライ麦10%のくるみパン
ライ麦10%のくるみパン

写真Bはくるみパンです。
ライ麦の香ばしさと焙煎ミルクの深い味わいです。

パンの自然な甘味がたまりません。沖縄のさとうきびモラセスシュガーを使用し、材料をとことんこだわって作られたこだわりの天然酵母パン。やっぱり脱帽でした。

写真撮影したパンは、帰りの車の中でパパと二人で食べました。天然酵母のほんのり甘い香りが広がって‥、目を閉じると夕日に映える由布岳が浮かびました。

自宅でできる!手作り天然酵母パン♪(*^.^*)

自家製天然酵母パン
自家製天然酵母パン

手作りの天然酵母パンに挑戦してみませんか?時間はかかるけどこれが、ペットを育ててるみたいでほんとかわいいの。

最初は、なかなか種が育たなくて、ストーブの上に置いてみたり、おコタの中に入れてみたりと毎日大変です。ベッドの中で抱いて寝ようかなとも思ったけど、朝悲惨なことになってたらやばいのでやめました‥(;^_^A

あ!これなら!と思い立って、一晩お風呂のふたの上に置いておいてみたら、大成功!朝プクプクになってた!o(>∇<)o

もちもちです♪
もちもちです♪

苦労が多いだけに出来上がったパンにはひときわ愛着がわきます。できの悪い子ほどかわいいって‥(^_^;)

  1. 酒粕で作る元種の作り方
  2. 酒粕天然酵母パンの焼き方
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  4. 天然酵母ライ麦のベーグル
  5. 天然酵母ココアシナモンベーグル
  6. ホームベーカリーで作る天然酵母かぼちゃパン

ピッツァ&パスタのお店「櫟〔くぬぎ〕の丘」

「櫟〔くぬぎ〕の丘」のピザ窯
「櫟〔くぬぎ〕の丘」のピザ窯

九州食べ歩きも三日目。あ〜最高に楽しかった旅行もいよいよ終わりに近づいちゃいました。毎度のことながらリトルナーバスなマロン‥(o´_`o)

でも気を取り直して最後の素敵な場所を紹介します! 湯布院の街中から少し離れた小高い場所にあるピッツァ&パスタのお店「櫟〔くぬぎ〕の丘」です。2年ほど前にオープンした、「るるぶ」なんかでも紹介される今話題のお店ですよ。

湯布院盆地を一望できる絶景の場所。店に入るとすぐ大きな石窯があって、オリーブ油が焼ける香ばしいかおりが迎えてくれました。

小高い丘の上にあります
小高い丘の上にあります

「わ〜すご〜い!写真撮らせていただいてもいいですか?」ってお願いすると、「どうぞどうぞ」と快く応じてくださった。スタッフのみなさん、とても気さくで感じのいい方たちです。おっとり、まったりとしていて南にきたなあって感じがして癒されます。

残念ながらマスターにはお会いできなかったけど、食べ歩きでイタリアンをずいぶん修行されたそうですよ。そのお味は確かですね。
おー!( ノ ゚ο ゚) てきぱきとした動き!カメラがついて行きませんでした。 えへへ…焼けてる焼けてる‥~(=^‥^A

カプリチョーザとクアトロフォルマッジョ

カプリチョーザとクアトロフォルマッジョ
カプリチョーザとクアトロフォルマッジョ

まずは一番人気、カプリチョーザ、クアトロフォルマッジョ【1700円】を注文しました。カプリチョーザとクアトロフォルマッジョの半々です。
ンギャァ(≧▽≦)ボリュームありそー!
生のモッツアレラ、トマトソース、トマト、オリーブ、ケッパー、バジル、サラミ、クリームチーズ、生のモッツアレラ、アオカビ(ゴルゴンゾーラ)‥

500度近い高温で1分程度焼きあげるため、中の水分が残り、生地の表面はパリッと中はもっちりと焼きあがります。500度を超える石窯で、焼き表面はさっくり、中はもちもちっとした食感のナポリタイプなのだ。

モッツアレラチーズは短時間で焼くことにより、ミルクの味が残りおいしくいただけるのだそうです。
なんと、好みでメープルシロップをかけるとのこと。「へぇ〜」と、言われたとおりしてみると、アオカビチーズの臭み、塩味とメープルシロップの甘味が何とも不思議な魅力。
こりゃ取材しなきゃ!と、ママらしき人を見つけてインタビューした。

メープルシロップをかけたクアトロフォルマッジョ
メープルシロップをかけたクアトロフォルマッジョ

「櫟〔くぬぎ〕の丘」のママは、とってもかわいい、友達になりた〜いって思わせる温かみのある素敵な人でした。(o^-^o)
クアトロフォルマッジョにメープルシロップのことを聞いてみたら、よく食べにきてくれるイタリアの女の子に「イタリアではメープルシロップをかけるんですよ」って言われ、出してみたら好評だったとのことです。お客様をとても大切にしてるんですね。

スキャンピ(手長エビ)のトマトパスタ

スキャンピ(手長エビ)のトマトパスタ
スキャンピ(手長エビ)のトマトパスタ

つづいて、スキャンピ(手長エビ)のトマトパスタ【1500円】を注文!
スキャンピのトマトソース味のパスタです。ソースはトマトを裏ごししただけのフルーティで新鮮な味わい。オリーブオイルには特にこだわっているそうで、ほんと、サラサラだ。

デザートは無農薬のかぼすシャーベット【300円】をお願いしてみました。
酸味がきいているのでチーズ料理を食べた後さっぱり感じる。下はパンナコッタみたいな感じで満足感も出しています。

トマトソース味のパスタとかぼすシャーベット
トマトソース味のパスタとかぼすシャーベット

「どうして湯布院の街中にお店を出されないんですか?」と聞いてみた。「景色も見てほしいんです。昼もいいですが、夜はライトアップされてまたいいんですよ。」と目が細くなった。親がわが子を褒める時の顔でした。
ここは湯布院盆地を一望できる高台にあります。高台といってもタクシーで5分とかからないところですから、イタリアンの好きな方はぜひ来てみてね。
どうしてこのお店が印象に残ったんだろうと考えたら、まさに風のハルカ、湯布院の穏やかな人情に触れたんだって気づかされました。
湯布院が人気観光地な理由がわかった気がしました。

感動の連続だった九州食べ歩きの三日間‥
どれも忘れられない思い出になりました‥
全行程を終えて湯布院ICから高速に入って一路帰途へ‥
小雪がちらつく由布院PAで振り返ると、由布岳は大きな雪雲に覆われていました。

栗林マロン野菜ソムリエこのページの執筆者
栗林マロン:日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエ。料理研究家
食事から真の幸せを得るためには、健康を意識した食材と調理法と食事法を心がけることが大切ですね。このサイトでは、食べる喜びと健康的なダイエットのバランスが取れたレシピをご紹介しています。でも、時には外食を楽しんで、自分にご褒美をあげましょう!

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ユーザーレポート

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湯布院 豆知識

知って得する「湯布院」情報

湯布院ってどんなところ?

湯布院は、大分県の中央部に位置する人気温泉地です。標高1,584mの活火山、由布岳(ゆふだけ)の麓に広がる温泉地帯で、温泉湧出量、源泉数ともに全国2位の豊富な湯量を誇ります。夏は高原の冷涼な気候で過ごしやすいことから「東の軽井沢、西のゆふいん」と言われ、女性に人気があります。

盆地
海抜450mの四方を山に囲まれた盆地ですが、夏は高原性の気候で涼しく、「九州の軽井沢」と称され、避暑地としても人気があります。

一般的な温泉地とは異なる
人口は約1万人、年間約400万人の観光客が訪れます。大規模なレジャー施設があるわけでもなく、100軒ほどある比較的小規模の旅館が、自然風景に溶け込むように立ち並んでいます。温泉地にありがちな歓楽型や一泊豪華主義型といった団体の観光客向けではなく、個人客に「癒し」を提供する温泉保養地として知られています。

温泉の効能は?
胃腸病特効
湯布院町にある湯平(ゆのひら)温泉は、800年前の鎌倉時代に温泉場が開かれたと言われています。現在のような温泉街の骨格が出来上がったのが江戸時代と言われ、当時から胃腸病に効く湯治場として有名でした。
由布院の語源は?

ゆふ院
「ゆふいん」という名前は奈良時代に付けられました。当時この地域では、楮(こうぞ)の皮から取れる繊維を「ゆふ」と呼んで布を作っていました。そして「院」と呼ばれる大きな倉が幾つもあったことから、「ゆふ院」と呼ぶようになりました。

由布院
そして平安時代に、古くから布をつくっていたことから、「物事の始まり」を示す「由」と「布」があてられて「由布院」になったと言われています。

情報番組この差って何ですか?には、由布院と湯布院の差についての情報があります。

由布院?それとも湯布院?
昭和30年(1955年)、由布院町と湯平(ゆのひら)村が合併することになり、「湯布院」と言う呼び名に変わりました。
なぜ由布院と湯布院を使い分けるの?
昔の由布院町に言及する時は「由布院」、合併後の湯布院町全体を紹介する時は「湯布院」が使われますが、どちらを使っても間違いではありません。最近では「ゆふいん」とひらがなで表記される事も多くなってきました。
湯布院の町作りの歴史は?

ダム建設反対
合併に先立つ昭和27(1952)年、由布院盆地をダム湖にする計画が持ち上がりました。町を二分する大論争となりましたが、反対派の若手リーダー、岩男頴一 (ひでかず)が初代町長に当選し、ダムによらない町づくりを推進、保養温泉地構想を打ち出しました。

別府とは違う路線を目指す
高度成長時代にあって、別府温泉は歓楽型温泉地として隆盛を極めていましたが、別府と同じ路線を追いかけても勝ち目はないと考えた岩男町長は、別府との差別化を図り、歓楽的要素を排した保養型の温泉地を目指しました。

老舗旅館の若きリーダー達
1960年代になると、旅館の若手経営者、中谷健太郎(亀の井別荘)、溝口薫平(玉の湯)、志手康二(夢想園、故人)ら3氏も由布院の町づくり構想に加わりました。3氏は、岩男町長の西ドイツ視察に啓発され、私費でヨーロッパの保養温泉地を視察。感銘を受けた3氏はクアオルト(温泉保養地)構想の推進を行政に訴えていきます。

クアオルト構想
クアはドイツ語で「治療」「保養」、オルトは「場所」「地区」を意味します。この構想は、観光の町を作ることではなく、地域の自然・文化・伝統を大切にし、そこに住む人が本当に暮らしやすい町を作ることこそ、すぐれた観光地であるという考え方です。

亀の井別荘・中谷健太郎氏の観光に対する考え方は、「観光の中身は特別に観光用に造られるべきではなく、その土地の暮しそのものが観光の中身である。村の生活が豊かで魅力あるものでなくて、なんのその土地に魅力があろうか」という「生活型観光地」でした。

ゴルフ場反対
1970年に町の近くにゴルフ場の建設計画が持ち上がりました。別府から湯布院に来る途中の景観が損なわれることを心配した有志の間で「湯布院の自然を守る会」が組織され、開発を阻止しました。翌年、「明日の湯布院を考える会」と改められ、この頃から住民がまち作りに積極的にかかわるようになったと言われます。その結果、湯布院町は徐々に活性化し、現在の保養温泉地へと姿を変えていきました。

町作り条例の礎となった家訓とは?

中谷氏の祖父の時代の「亀の井別荘」の客層には、著名な犬養毅、北原白秋、与謝野晶子などの著名人がいました。湯布院にはその頃から、脈々と受け継がれる町づくりの骨格となった先人の教えがあるそうです。大正時代にまとめられた「由布院温泉発展策」です。東京の日比谷公園や明治神宮などを設計した日本初の林学博士・本多静六氏が、由布院に来て語った講演録をまとめたもので、特に次の一節を大切にします。

ドイツに学べ
「ドイツにある温泉地バーデン=バーデンのように、森林公園の中にあるような町づくりをするべきだ」

「町中が公園のようであればいい」「地場の産物を研究開発する」といった多くの提言がされていて、中谷氏の祖父の世代が感動して記録に残したと言います。

ドイツ研修旅行で感銘を受ける!
3氏がドイツ研修旅行で最も感銘を受けたのは、町会議員が語った次の言葉。「町に大事なのは『静けさ』と『緑』と『空間』。私たちは、この3つを大切に守ってきた。100年の年月をかけて、町のあるべき姿をみんなで考えて守ってきたのです。」この言葉が町作りの大きなヒントになり、由布院の目指すべき観光は、団体旅行による歓楽型ではなく「昔ながらの景観」を維持することだという理念に至ります。

湯布院のユニークなイベントは?

住民の「日常」と観光客の「非日常」の融合
地元の人々が中心となって様々なイベントを企画し、日常の暮らしの一部として楽しみます。観光客は旅先と言う非日常の中で、地元住民の日常の暮らしに触れ、溶け込んでいきます。こうした融合が湯布院観光の特徴であり、理念とされます。

  • 牛一頭牧場運動
    稲作の機械化によって農耕牛が減り、牧草の原野にリゾート開発の手が入り始めると、1972年に「牛一頭牧場運動」を展開しました。これは、都会に住む人たちに牛のオーナーになってもらい、その牛を農家が飼育し、謝礼として毎年町の特産物を贈るという企画です。この運動のおかげで、酪農家は経営難から立ち直り、牧場の牛も増え、牛の放牧場であった広大な牧野(草原)が残されることになりました。
  • 牛喰い絶叫大会
    人大自然に囲まれた広い牧草地の中で、地元の「豊後ゆふいん牛」の炭火焼きを食べた後、参加者が思いの丈を絶叫し、声の大きさや内容のユニークさを競う大会です。全国から管顧客が多く訪れる名物行事となっています。「牛一頭牧場運動」で募った牛のオーナーを招待し、高原でバーベキューパーティーを開いて交流を図ったことがきっかけ。1976年に第1回大会が開かれ、以来現在まで続いています。
  • 音楽祭・辻馬車
    1975年には、野外で開催される湯布院音楽祭と、辻馬車と呼ばれる観光用の馬車が誕生。
  • 映画祭
    1976年には、湯布院映画祭が誕生。
湯布院の御三家とは?
老舗宿
湯布院といえば、「一生に一度は行ってみたい温泉」として人気を誇ります。素敵な宿が多い中、「一生に一度は泊まってみたい宿」として名高いのが、「亀の井別荘」、「由布院玉の湯」、「山荘 無量塔(むらた)」の3つの宿です。ネオン街を排し、湯布院の原風景を乱開発から守ってきたのが、御三家を中心とした老舗宿です。
旅館がレシピを公開するの?
おもてなしの心
「ゆふいん料理研究会」では、旅館の料理長が中心となり、「由布院らしい料理」の意見を出し合ったり、レシピを共有したりしてレベルアップを図るといいます。湯布院では日ごとに違った旅館に泊まるお客さんも多い為、似たような料理を出さないよう旅館同士で献立を連絡したりもします。こうした心のこもったおもてなしが、湯布院のリピーター獲得につながっています。
山頭火ミュージアム「時雨館(しぐれかん)」について

昭和5年(1930年)に放浪の俳人・種田山頭火が湯平(ゆのひら)温泉に2泊している。この時、木賃宿の娘さんに、放浪の身であり荒んだ身なりにも関わらず親切にしてくれたことに感謝し、「しぐるるや 人のなさけに 涙ぐむ」と詠んだことから設立された美術館です。

山頭火が宿泊した「大分屋」はすでになく、跡地に山頭火の姿を模した句碑が立っています。

【営業時間】10時〜17時(年中無休・夏季は18時まで)
【入館料】100円

湯平小学校(閉校)校長の「校長室より」から、山頭火に関する当時のエピソードを知ることができます。