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塩麹の作り方 塩麹の作り方
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塩麹の作り方(乾燥麹・生麹)炊飯器・ヨーグルトメーカー | 温度・簡単・失敗

カロリー:
(100g分)132kcal
準備時間:
3分
調理時間:
5分(発酵させる時間は含みません)

塩麹の作り方(4種類のレシピ)
塩麹の簡単な作り方です。塩麹はタッパーなどの容器でも作れますが、炊飯器やヨーグルトメーカーなら失敗なく短時間で作れます。乾燥麹と生麹の使い分けや難しい温度調整も分かりやすくご説明しています。基本から時短まで4種類の作り方を動画を使ってご紹介しています。保存の際の注意点もご覧下さい。

塩麹のレシピ

  1. タッパーで作る基本レシピ
  2. 炊飯器で作る時短レシピ
  3. ヨーグルトメーカーで作る簡単レシピ
  4. ペットボトルで作ってそのまま保存

材料

材料はそれぞれのレシピの最初に記載しています。

レシピ(作り方)

タッパーで作る基本レシピ

基本の塩麹の作り方です。麹10に対して塩が3の割合の塩麹を作りましょう。保存容器は、プラスチック、ホーロー、陶器、ガラスなどがおすすめ。ステンレスやアルミ、鉄、銅などは錆びるので適しません。

塩麹をタッパーで作る基本レシピ

【材料】

  • 乾燥米麹…200g
    *楽天で乾燥米麹を購入する。
  • 塩…60g
  • 水…300cc(湯ざましかミネラルウォーター)
    *生麹を使う場合は、水の分量を200ccに減らして下さい。
  • ふたつきの保存容器
タッパーで作る塩麹:板状の乾燥麹はバラバラになるようにボウルでもみほぐす
1.乾燥板状麹や生麹の場合はボウルに麹を入れ、手で粒状になるまでほぐす。すでにバラパラになっている乾燥麹なら、その必要はありません。次に進んで下さい。
タッパーに麹と塩を入れて混ぜ合わせる
2.保存容器に麹と塩を入れ、さっくりと混ぜ合わせる。
水を加えてよく混ぜる
3.水を加えてなじむまで混ぜ合わせる。
発酵中は二酸化炭素が発生するので、ふたは密閉しないで軽くのせる程度にする
4.ふたをのせ、室温に置いて熟成させる。発酵過程で炭酸ガス(二酸化炭素)が発生するので、ふたは完全に閉めずに、軽くのせる程度にしておきます。
1日1回かき混ぜて空気を含ませる
5.翌日から1日に1回かき混ぜる。麹菌は空気が好きなので、混ぜると発酵が進みやすくなります。水分を吸って表面がボソボソするかもしれませんが、時間が経てば液化してとろっとしてくるので、足し水をしなくても大丈夫です。
常温で1週間〜2週間放置する
6.常温のまま放置。気温によって発酵の進み具合が違います。夏と秋なら5〜7日、春と冬なら10〜14日くらい熟成させます。発酵が進むと上の写真のように茶色に変色します。味噌の色が濃くなるのと同様、アミノ酸と糖が反応して起こるメイラード反応(褐色反応)によるものです。味に影響はありません。
とろみが出たら完成
7.甘い香りがして軽くとろみがついたら出来上がり。
【完成の目安】
完成の目安、判断としては、甘い香りがする、お粥のようにドロッとしている、麹の粒に芯がない、なめてみて塩の角(しょっぱさ)がとれてまろやかな甘塩に感じる、などです。失敗の目安は、鼻をツンとつく腐敗臭、赤カビや青カビの発生などです。その場合は廃棄しましょう。
完成後も時々かき混ぜる
8.出来上がったら密閉容器の蓋をぴっちりと閉め、冷蔵庫で保存。3ヶ月以内に食べ切りましょう。完成した後も発酵が進んで麹と水が分離するので、時々かき混ぜてください。
タッパーで作る塩麹の作り方の動画
タッパーで作る塩麹の作り方を動画で見る。

マロンのワンポイントアドバイス:完成した塩麹をハチミツ容器に移しておくと、使うたびにスプーンを消毒する手間が省け、サッと使えて便利です。楽天でのご購入は→はちみつ容器740ml

ハチミツ容器

秋田県産乾燥米麹
【乾燥米麹】
甘味の強い秋田のあめこうじ♪ 楽天でのご購入は→米麹 乾燥 800g あめこうじ
タニカのヨーグルトメーカー
【ヨーグルトメーカー】
塩麹も甘酒も簡単に作れる♪ 楽天でのご購入は→タニカ ヨーグルティアS
熊本県産の生米麹
【生米麹】
古式室蓋で作った生麹! 楽天でのご購入は→★新米・熊本県産の米麹

炊飯器で作る時短レシピ

冬場や寒冷地では発酵の進み具合が遅いです。室温20度以上が望ましいのですが、それが保てないときは炊飯器で作る方法がよいと思います。

塩麹を炊飯器で作る時短レシピ

【材料】

  • 乾燥米麹…200g
  • 塩…60g
  • 水…300cc(湯ざましかミネラルウォーター)
    *生麹を使う場合は、水の分量を200ccに減らして下さい。

注意:炊飯器の機種によっては使えないものもあるので、取扱説明書を確認して下さい。

塩に60度のお湯を注ぎ、溶かす
1.60度のお湯に塩を溶かす。
乾燥バラ麹を加える
2.乾燥バラ麹を入れる。乾燥板状麹や生麹を使用する場合は、手で麹をよくほぐしてから入れましょう。
よく混ぜる
3.よく混ぜる。
炊飯器の内釜に移す
4.炊飯器の内釜に入れる。
炊飯器にセットし、保温スイッチを押す
5.炊飯器にセットし、保温スイッチをオン。
蓋を開けた状態で濡れ布巾をかける
6.中の温度を55〜60度前後に保ち、フタを開けた状態で濡れ布巾をかける。
紐で結んで蓋を半開きにする
7.ここがポイント・蓋を閉めない
カチッとふたをしてしまうと、60度を超えて高温になり酵素が死んでしまいます。(最近の機種は75度位ある。)少し開けた状態で紐で結んで固定しておきましょう。
途中2回位かき混ぜ、5時間保温する
8.途中2回ほどかき混ぜる。約5時間保温。水分が蒸発して麹が空気に触れていたら、ひたひたになるまで水を足して下さい。
とろっとして甘い香りがしたら完成
9.甘い香りがし、柔らかいお粥のようになって完成です。
完成した塩麹をはちみつ容器に入れると衛生的に使える
【保存】
はちみつ容器に入れておくと、サッと使えて便利です。冷蔵庫で保存して3ヶ月以内に使い切りましょう。
炊飯器で作る塩麹の作り方の動画
炊飯器で作る塩麹の作り方を動画で見る。

ヨーグルトメーカーで作る簡単レシピ

ヨーグルトメーカーは塩麹が確実に、短時間で作れるので大変便利です。冬場や寒冷地で発酵が遅いなと感じるときにも良い方法だと思います。

塩麹をヨーグルトメーカーで作る簡単レシピ

【材料】

ヨーグルティアの内容器に50ccの水を入れる
1.【容器を消毒する】
内容器に50ccの水を入れる。
内容器にスプーンを入れ、内ぶたをして乗せる
2.付属のヨーグルトスプーンを立て、内ぶたをして乗せる。
電子レンジの500W〜600Wで約1分30秒加熱殺菌する
3.そのまま電子レンジで容器を加熱する。目安は500W〜600Wで約1分30秒。お湯を捨てる。
ビニールの手袋をはめ、消毒用エタノールを吹きかけて手をこすり合わせて消毒する
4.【手を消毒する】
ビニールの手袋をはめ、消毒用エタノールを吹きかけて手をこすり合わせる。
板状の生麹や乾燥麹は、バラバラになるようにボウルでもみほぐす
5.乾燥板状麹や生麹の場合はボウルに麹を入れ、手で粒状になるまでほぐす。パラ乾燥麹なら、その必要はありません。次に進んで下さい。
塩を加えてよく混ぜる
6.塩を加えてよく混ぜる。
麹を消毒した内容器に入れる
7.それを消毒した内容器に入れる。
水を加えてよく混ぜる
8.水を加えてよく混ぜ合わせる。

内容器に内ぶたをはめ、ネジぶたを締める
9.内容器に内ぶたをはめ、ネジぶたをしっかり締める。
本体に内容器を入れ、外ぶたをかぶせる
10.本体に内容器を入れ、外ぶたをかぶせる。
発酵温度を55度に設定する
11.発酵温度を55度に設定する。
発酵時間を8時間に設定する
12.ここがポイント・60度以下
発酵時間を8時間に設定する。60度で6時間でもOKです。酵素が死ぬので、60度を目安に温度を上げすぎないようにしましょう。
スタートボタンを押す
13.スタートボタンを押す。
1〜2時間ごとに混ぜ合わせる
14.1〜2時間ごとに優しく混ぜ合わせる。水分が蒸発して麹が空気に触れていたら、ひたひたになるまで水を足して下さい。
8時間後に完成
15.8時間後、トロリとして甘い香りがしたら発酵完成。
はちみつ容器に移すと衛生的に使える
【保存】
はちみつ容器に移すと、容器のまま使えるので便利です。冷蔵庫で保存。賞味期限は約3ヶ月。
ヨーグルトメーカーで作る塩麹の作り方の動画
ヨーグルトメーカーで作る塩麹の作り方を動画で見る。

ペットボトルで作ってそのまま保存

ペットボトルを使って塩麹を作れば、そのまま保存容器として使え、冷蔵庫にしまうのも便利です。人の手があまり触れないので雑菌が入りにくく衛生的です。

塩麹をペットボトルで作ってそのまま保存

【材料】

  • 乾燥米麹…180g
  • 塩…54g
  • 水…270cc(湯ざましかミネラルウォーター)
    *生麹を使う場合は、水の分量を180ccに減らして下さい。
  • 500ml容器のペットボトル

容器の選定・消毒・ポイント

  • 容器の選定
    容器の内気圧が上がるので、簡単に折りたためるペコペコしたペットボトル(ミネラルウォーター入り)は不向きです。丈夫な炭酸飲料のペットボトルを使います。
  • 消毒
    できれば未開封の炭酸水が望ましいです。すでに消毒済みなので中身を別の容器に移して水で洗えば、消毒しなくてもそのまま使えます。一度口をつけたペットボトルは、飲み口や蓋の裏側にも唾液がついていて不衛生です。熱湯消毒できないので、新たに炭酸飲料を購入して使いましょう。
  • ポイント
    ポイントは、攪拌しやすいように材料を容器の7〜8分目まで入れることです。ギリギリいっぱいに入れると、振っても上下が混ざりにくく、塩分濃度や発酵にムラができます。
紙を円錐形に丸めてじょうごを作り、ペットボトルに乾燥麹を入れる
1.ペットボトルに乾燥麹を入れる。板状の米麹は手でほぐしておく。入れにくいので、じょうごやきれいな紙を円錐に丸めて使うと便利です。
ペットボトルに塩を加え、蓋をしてよく振り混ぜ合わせる
2.塩を加え、フタをしてよく振り混ぜ合わせる。
ペットボトルにぬるま湯を注ぐ
3.ここがポイント・ぬるま湯
水を入れる。水よりもぬるま湯程度(30〜35℃位)に温めた方が、塩がよく溶けます。
またキャップをしっかり締めてよく振る
4.またフタをしてよく振る。容器が透明なので、塩の溶け具合が確認できます。
ペットボトルにキャップを閉めずにのせてガスを逃す
5.フタをのせる。炭酸ガスが発生するので、ペットボトルのフタは完全に閉めません。ゆるめるか軽くのせる程度にしておきます。キャップをきっちり締めると開けた時に吹き出したり、爆発します。必ずゆるめに締めてガスを逃がすようにします。
いつから発酵させたか分かるように付箋を貼り付けておく
6.いつから発酵させたか分かるように、付箋を貼り付けておくと便利です。しばらくすると水分を吸って水が足りないように思うかもしれませんが、時間が経てば水分が戻るので、水を足さなくても大丈夫です。

翌日から1日に1回容器を振る
7.翌日から1日に1回容器を振って混ぜる。振るときはこぼれないようにキャップをギュッと固く締めてから振ります。
蓋をゆるめて常温のまま1〜2週間放置して塩麹の完成
8.フタをゆるめて常温のまま放置。気温によって発酵の進み具合が違います。夏と秋なら5〜7日、春と冬なら10〜14日くらい熟成させます。
容器の蓋をぴっちりと閉め、冷蔵庫で保存する
【保存】
容器の蓋をぴっちりと閉め、冷蔵庫で保存。3ヶ月以内に食べ切りましょう。完成した後も発酵が進んで麹と水が分離するので、時々振ってください。子供が甘酒と間違って飲まないように注意して管理しましょう。
ペットボトルで作る塩麹の作り方の動画
ペットボトルで作る塩麹の作り方を動画で見る。

塩麹の上手な保存方法

スプーンですくう時の注意点は?

使用する際には、毎回洗った清潔なスプーンを使って雑菌が入らないようにしましょう。(消毒液を使ったり、ぬらして電子レンジで加熱など工夫を)その際、ただスプーンですくうだけではなく、何回かかき混ぜてから塩こうじをすくうようにしましょう。カビや傷みから守ることができます。また、新しいものに古い塩麹の残りを混ぜないようにしましょう。

塩麹の保存方法や保存期間は?

完成後は容器のふたをぴっちりと閉めて、冷蔵庫で保存しましょう。半年くらいは日持ちするそうです。保存中にも発酵が徐々に進み、熟成は3ヶ月で完了し、とろりとした粥状になりますが、その後は変化しないそうです。よほど麹に精通して手入れをしているケースだと思いますが、1年以上熟成させながら使っている方もおられます。念のため、3ヶ月をめどに早めに使い切りましょう。

保存中はぴっちり蓋をするの?

出来上がった塩こうじは、保存容器のふたをしっかり閉め、余計な空気を遮断しましょう。空気中には、様々な菌が浮遊しており、特に産膜酵母(さんまくこうぼ)が混じると、嫌な臭いがしたり風味が落ちます。

完成後でも時々かき混ぜるの?

完成した後も発酵は進みます。こうじと水も分離します。空気中の産膜酵母が混入するとツンとした匂いが発生し、味が悪くなります。産膜酵母は空気が好きなので表面に発生します。空気に触れている部分を中に押し込むようにして、時々かき混ぜておきましょう。

出来上がりが水っぽくなったら?

出来上がりの塩麹が水っぽく仕上がっている時は、表面の水をスプーンですくって捨てます。その分減った塩を足すとよいと思います。

栗林マロン野菜ソムリエこのレシピの製作者
栗林マロン:日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエ。料理研究家
食事から真の幸せを得るためには、健康を意識した食材と調理法と食事法を心がけることが大切ですね。このサイトでは、食べる喜びと健康的なダイエットのバランスが取れたレシピをご紹介しています。どうぞ、お役立てください!

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塩麹の作り方のよくある質問

レシピに関連したよくある質問の答えです

塩麹とは?
塩麹とは、麹に塩、水を混ぜて発酵・熟成させた日本の伝統的な調味料です。平安時代には既に使われていたといいます。
麹(こうじ)とは?

麹とは、米、麦、大豆などの穀物にコウジカビ(麹菌)を繁殖させたもの。糸のような菌糸を伸ばして増えますが、その先端から多くの酵素を分泌します。これらの酵素が培地である蒸米や蒸麦、蒸豆のデンプンやタンパク質を分解し、生成するグルコースやアミノ酸を栄養源として増殖します。麹は酵素の宝庫といわれ、約120種類もの酵素を作り出します。

塩麹に使われる麹菌は、デンプンを糖に分解する酵素が強い黄麹菌(きこうじきん・ニホンコウジカビ)が使われます。

生麹と乾燥麹の違いは?

乾燥麹は生麹を乾燥させたもので、水分をほとんど含んでいないので常温での長期保存が可能です。生麹は麹が元気な分、酵素の働きも強いと言われています。乾燥麹に比べて発酵力、甘味、旨みに勝るのでおいしくできますが、乾燥麹でも十分おいしく作れます。できれば生麹を使いたいですが、乾燥麹は買いおきできるので作りたいときにすぐ作れて便利です。乾燥麹は水分を吸うので、完成時までに少し時間はかかります。

生麹
生麹の写真です。

塩麹の何がそんなにすごいの?

麹菌は食塩に弱く、麹に濃度の高い塩分を混ぜると麹菌は死んでしまいます。そのため、麹菌そのものは発酵には関与しませんが、麹菌が産生した酵素は働き続けます。120種類もの酵素がでんぷんやたんぱく質の分解を進め、分解されたアミノ酸に旨みや甘味を感じます。酵素が産み出すアミノ酸は19種類。昆布だしのアミノ酸は7種類、うま味調味料に含まれるアミノ酸は11種類といいます。それらよりさらに強い旨みを持つわけですから、すごい威力の調味料というわけです。

もう少し詳しく
微生物が死ぬ高濃度の塩分というのは25%以上の塩分。塩麹の塩分は10〜15%位なので、塩が苦手な菌は徐々に死んでいくものの、ある程度の麹菌は働くものと思われます。残った麹菌はまず酵素を作り出します。酵素はでんぷんをブドウ糖に、タンパク質をアミノ酸に変えていきます。次に登場するのが乳酸菌。乳酸菌はブドウ糖が大好物なので、ブドウ糖をエサにして増殖し、乳酸を作り出します。ここからが酵母の出番。乳酸によりpHが下がる(酸性に傾く)と、多くの雑菌は死にますが酵母が働きやすい環境になります。酵母菌はブドウ糖を食べてアルコール発酵します。

塩麹を使った料理がおいしい理由は?
塩麹を使った料理には旨み甘味があります。麹菌が生み出すプロテアーゼアミラーゼという2つの酵素が関係しています。プロテアーゼが肉や魚のタンパク質を旨み成分のアミノ酸に、アミラーゼがデンプンを甘味成分のブドウ糖に分解するので、旨みや甘味がでます。また、乳酸菌酵母の働きで生まれた味も加わり、味に深みが増します。
旨みのグルタミン酸が増えるの?
グルタミナーゼという酵素が、アミノ酸の一つグルタミンを旨み成分のグルタミン酸に変るため、グルタミン酸が通常の2〜3倍も増えて美味しくなります。
塩麹のカロリーは?
100gが132kcal(塩分12.5%前後)
塩麹作りに適した水は?

○ミネラルウォーター…ミネラルウォーターが一番望ましいですが、硬水(ミネラル分が多い)よりも軟水(ミネラル分が少ない)を使いましょう。外国産のミネラルウォーターは硬水が多く、国産のミネラルウォーターは軟水がほとんどです。

○水道水…水道水を使うなら湯冷ましか、汲み置きが望ましい。塩素やカルキが酵素の働きや味に影響を及ぼすからです。

×アルカリイオン水…麹の酵素は弱酸性で働くので、アルカリイオン水は避けます。

塩麹作りに適した塩は?
精製塩ではなく自然塩、天然塩を使いましょう。旨みが増します。岩塩は避けます。
塩麹にどうして岩塩は合わないの?

海塩
塩麹作りには、ナトリウムとマグネシウムをバランスよく含んだ海塩が一番適しているそうです。特にマグネシウムは、麹菌が生む酵素の働きを活性化します。精製した塩は塩化ナトリウムだけで、マグネシウムが含まれていません。岩塩もマグネシウムがあまり含まれていません。微生物の発酵が進まず、おいしい塩麹ができません。

岩塩
ヒマラヤの岩塩などは、硫黄成分が多く含まれているので硫黄っぽい臭いがしたり、苦味が出ます。麹は素材の味や風味を引き出すので、それを邪魔したりクセがない方がよいそうです。海塩を使いましょう。

岩塩を使うとピンクや緑色になるの?
塩麹作りに岩塩を使うと、ほんのりとピンクや緑の色がつくそうです。岩塩の鉄分が多いとピンクに、銅を多く含んだ岩塩は緑色になるそうです。
塩麹作りに適した容器は?

ガラス瓶、プラスチック容器、ホーロー、陶器など。ただし、ガラス瓶のふたは塩分でさびやすいので注意。

毎日かき混ぜるので、口が混ぜやすいもの、大き目のサイズが使いやすいです。

容器は消毒しておきましょう。雑菌が沸くと不衛生なだけでなく、塩麹の風味も損なってしまいます。 プラスチックなど熱湯消毒できないものはホワイトリカーや食用エタノール消毒でもいいです。

塩麹作りに適さない容器は?

金属はNG!
塩麹は塩分を含むので、金属を錆びさせてしまいます。ステンレスやアルミ、鉄、銅などは保存に適しません。

使ってみて便利な容器がありましたので紹介します。

通気弁付き保存容器
レシピで使っている容器です。ふたをしたままでも中央の小さな空気穴(手で引いて起こしておく)からガスが抜けるようになっています。容量は1000mlですが、高さがある分小ぶりで冷蔵庫にも納まりやすいサイズです。我が家では保存には使わず、完成したらハチミツ容器に移しかえ、次の塩麹や醤油麹作りに回しています。ピクレフレンズという商品名でしたが、みつからないので同じようなものを探してみました。楽天でのご購入は→シールウェア640ml 2個セット

塩麹作りに便利な通気弁付き保存容器

はちみつ容器
ペットボトルの代わりにはちみつ容器でも作れます。ペットボトル同様スプーンに触れないので衛生的です。完成後もサッと使えます。ただしペットボトルやはちみつ容器は、麹の変化を目で見る、匂いをかぐなど、発酵具合を見極めるのがやや難しいので、タッパーなどで塩麹作りに慣れてから作られるとよいと思います。熱湯消毒は無理なので、食用のエタノールや焼酎をふきかけて乾かしてから使いましょう。

ハチミツ容器

塩麹の塩分濃度はどれくらい?
一般的な塩麹の塩分は12.5%前後です。(レシピによって10〜15%ぐらいと幅があります)このレシピの塩麹の塩分濃度は10.7%です。醤油の約15%よりも少ないです。塩麹は甘みや旨みもあるので、砂糖や醤油などの量を減らすことができます。
塩麹の塩分濃度(%)の計算方法は?

塩の重さ÷(麹+塩+水)の重さ×100です。

このレシピの麹200g、塩60g、水300cc(300g)を計算式に当てはめると10.7%の濃度になります。
60÷(200+60+300)×100≒10.7%

塩:麹の割合は?

重量比で塩:麹=1:3が基準量となります。水は4位です。

塩:麹:水=1:3:4というのは、例えば塩100g、麹300g、水400ml。乾燥麹の場合は、水を500〜600mlにします。

ちなみにこのレシピの塩と麹の割合は、3対10。水は麹の同量(生麹の場合)〜1.5倍(乾燥麹の場合)程度。最近は塩分濃度をもう少し下げたこの割合の方が主流になっています。

生麹で作るときの水の分量は?
生麹で作るときの水の分量は、麹の重さとほぼ同量を目安にするとよいと思います。アバウトですが、麹がヒタヒタに浸かるくらいの量でもいいです。
塩麹の塩分は減らせるの?

塩分濃度10%ぐらまでは大丈夫です。あまり減塩にすると、細菌が増殖して保存性が低下したり、味がものたりなくなって調味料として使いづらくなります。

また、塩分濃度を下げすぎると過剰発酵します。つまり、酵母が活発になってアルコール臭が強くなったり、乳酸菌が活発になって酸味が出すぎたりして、味が劣化する場合もあります。発酵が進んで腐敗することもあるので注意しましょう。

薄味にしたい場合は、料理に使うときに塩麹の分量を減らしましょう。

1日1回かき混ぜるのはどうして?
混ぜると空気に触れて発酵が進みやすくなります。麹の甘味が増し、発酵ムラも防ぎます。おいしい塩麹を作る大切なポイントです。
直射日光にあてない?
直射日光の当たらない場所に置きましょう。麹は温度や光の影響を受けやすいです。味が劣化したり、温度が高くなりすぎて腐敗する恐れがあります。
水位が減ったら水を足した方がいいの?

米麹を水に漬けてすぐは水に浸かっていますが、1日後には米麹が水を吸って水位が減り、パサパサと乾燥ぎみの状態になることがあります。あわてて足し水をしなくても、しばらくすると水位はまた戻ってきます。水分量が多くなると塩分濃度が下がり殺菌が繁殖しやすくなるので、もし水を追加した場合は塩分も少し増やしておきましょう。足し水をする目安としては、容器の底に水分がない場合に足し水をするとよいでしょう。

水位が減ってパサパサした塩麹

炊飯器の場合
ヨーグルトメーカーはふたをしているのでそうでもないのですが。炊飯器の場合は、高温でふたを半開きにしているのですぐに水分が蒸発します。煮詰まった感じになるので、少し水を足しておきましょう。

酵素が働きやすい温度帯は?
酵素が最も活発に活動する温度帯は30〜50℃だそうです。酵素は高温の方が活発に働きますが、低温であってもゆっくりと働きます。しかし酵素はタンパク質でできているので、70℃以上になると破壊されます。酵素が壊れてしまった後で温度を下げても、壊れた酵素は元に戻りません。
発酵に適した室温は?
麹菌は15℃以下の気温では働かないそうです。麹の好きな温度は、20〜25度といわれています。冬場や寒冷地では、こたつの中に入れたりストーブの前で温めて、発酵を促進しましょう。逆に真夏は発酵が早くなるので冷蔵庫の中で発酵させるなどして、腐敗に注意しましょう。
発酵が完成した目印は?
麹の粒の形がしっかりしているときは、まだ発酵が進んでいません。発酵が進むと粒の形が崩れてきます。麹が指で軽くつまんで潰せるくらいになり(芯がない状態)、ほんのり甘い香りがしてきたら完成です。夏と秋なら5〜7日、春と冬なら10〜14日くらい。
臭いによる成功・失敗の見極めや判断は?
発酵の特有の匂いがありますが、成功していればほんのりと甘い匂いがします。熟したバナナのような甘くて濃厚な香りです。失敗したら、雑菌の繁殖なので明らかに鼻をつく悪臭がします。強いアルコール臭やカビ臭、酸っぱい臭いなどです。
危険なカビの色は?
赤、ピンク、青などの色のカビは、雑菌が繁殖したものです。廃棄して新しく作り直しましょう。
麹が茶色に変色したけど大丈夫?
塩麹の色が薄い茶色に変色することがあります。これはお味噌の色が濃くなるのと同じ現象で、アミノ酸の作用でメイラード反応(褐色反応)という変化が起こるためです。味には影響ありません。
表面の白いカビのようなものは何?
完成品でも、冷蔵庫で保存中に時々かき混ぜるのを忘れて放っておくと、表面に白い膜が張ることがあります。これはカビではなく、産膜酵母(さんまくこうぼ)と呼ばれる酵母なので、人体に害はありませんが味は落ちます。糠床をかき混ぜるのを怠ると臭くなるのと同じ現象です。
真夏の塩麹作りの注意点は?
夏場は高温多湿なので、仕込みや熟成中に雑菌が混入、繁殖しやすくなり異常発酵を起こすことがあります。手や容器類をアルコール消毒し、塩は多めに、堅く仕込みましょう。
真夏の塩麹作りは冷蔵庫で?
真夏の暑い時期は、過発酵(アルコール臭と酸の臭いがきつい)する場合があるので、夏場の塩麹作りをあきらめる方も多いです。時間はかかりますが、はじめから冷蔵庫や野菜庫に入れ、低温で発酵させるのも一つの方法です。
炊飯器で作ると表面が茶色っぽくなるけど大丈夫?
炊飯器で作ると表面が少し茶色くなりますが、中が白くほっこりしていれば大丈夫です。
炊飯器で作るのと室温で作るのとどちらがおいしいの?
炊飯器でももちろんおいしくできますが、20度以上の室温でじっくりねかせた方が、色々な酵素が働いて、塩のとがりが少なくまろやかに仕上がります。
胃腸に負担をかけないの?

麹菌の分解酵素が、炭水化物やタンパク質、脂質を分解し、食べた物を消化吸収しやすい状態にしてくれます。分解酵素は加齢とともに減少するので、胃腸の働きが悪くなります。塩麹を使った料理は、胃腸に負担をかけないので、胃もたれなどを軽減できます。栄養を効率よく摂取できるので、それが健康維持、免疫力アップにもつながります。

アミラーゼ…デンプンを分解(アミノ酸・旨味に換える)
プロテアーゼ…タンパク質を分解(糖分・甘味に換える)
リパーゼ…脂肪を分解(脂肪酸とグリセリンに換える)
セルラーゼ…繊維を分解(グルコースに分解)

これら代表的な消化酵素をはじめ、様々な酵素が豊富に含まれています。