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手作り味噌の作り方 手作り味噌の作り方
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手作り味噌の作り方麹・カビ・保存 | 時期・たまり・天地返し

カロリー:
(100g分)192kcal
準備時間:
5分
調理時間:
6時間(水に漬ける時間、発酵させる時間は除く)

寒仕込みの味噌の作り方(レシピ)
塩分12%の基本の味噌の作り方です。大豆を煮て潰し、塩と麹を混ぜて容器(タッパー・桶・ジップロックなど)に入れて保存します。1〜2月の寒に仕込めばおいしい味噌が作れます。カビ対策、天地返し、保存方法、健康効果など詳しく解説しています。

手作り味噌の工程

  1. 前日から準備
  2. 塩切り
  3. 大豆を潰す
  4. 麹と大豆を混ぜ合わす
  5. 味噌団子を作る
  6. 容器に詰める
  7. 保管と手入れ
  8. 天地返し

材料(出来上がり約4kg分)

大豆‥‥1kg
乾燥米麹‥‥1kg(生麹なら1.5kg)
塩‥‥450g〜480g(精製塩ではなく自然塩)
種水(大豆の煮汁)‥‥適量

レシピ(作り方)

前日から準備

漬物容器は、アルコールか焼酎を霧吹きで吹いて殺菌する
1.【下準備】
味噌を入れる容器は、事前によく洗い乾かしておく。アルコールか焼酎を霧吹きで吹いて殺菌できればベスト。
味噌の作り方:前日に大豆をよく洗い、たっぷりの水に浸けて一晩置く
2.ここがポイント・大豆にしっかり吸水させる
大豆をよく洗ってたっぷりの水(大豆の3〜4倍)に一晩(12時間以上)浸けておく。大豆は2倍強に膨らむので、大きめの容器を使いましょう。大豆は思った以上に汚れています。3〜4回は水を替えて、両手でこすり合わせて洗って下さい。虫食いや浮いた豆は取り除きます。
大豆をザルに上げて水洗いする
3.【当日】
大豆をザルに上げて水洗いする。大豆を浸けた水は使わないで捨てます。
大きめの鍋に大豆と大豆が少しかぶるくらいの水を入れて強火にかける
4.鍋に大豆と大豆がかぶるくらいの水を入れ、火にかける。ふきこぼれに注意して下さい。
沸騰したら弱火にし、アクを取りながら3〜4時間煮る
5.沸騰したら弱火にして3〜4時間煮る。途中浮いてきたアクを取り除く。水を足しながら煮る。
豆を親指と小指でつまんで簡単に潰れるかどうかをチェックする
6.ここがポイント・指で潰れるくらいまで煮る
指で簡単につぶせるようになるまで煮る。親指と小指(薬指でもOK)で、あまり力を入れずにつまんで、スッとつぶれるくらいが目安。
煮汁は後で固さ調整に使うので、全部捨てないでカップ1杯ほど残しておく
7.【種水】
煮汁は全部捨てないで、味噌の固さ調節のために残しておきます。乾燥麹を使用する場合は、生麹で仕込む場合より多く使うので、600ccぐらい残しておきましょう。乾燥麹を水で戻す方法は?もご覧下さい。
大豆を圧力鍋で煮る場合は、目詰まりを防ぐ為、あらかじめ鍋で煮てアクを取っておく
【圧力鍋で煮る場合】
1.鍋に大豆と大豆がかぶるくらいの水を入れる。まずふたをしないで煮て、沸騰したら火を止め、アクをとる。アクによって蒸気ノズルが目詰まりするのを防ぐ為です。大豆の皮も目詰まりする危険があるので、要注意!詳しくは、圧力鍋で大豆を煮る注意点は?
圧力鍋のふたをして火にかけ、蒸気が出てから15〜20分位、弱火で煮る
2.ふたをして火にかける。一般的な圧力鍋なら蒸気が出てから15〜20分位、弱火で煮る。

塩切り

塩を一握り残しておき、麹とよく混ぜ、塩切りする
1.麹と塩(一握り残しておく)を、大きな容器に入れてよく混ぜておく。手のひらで塩や麹の塊がなくなるようにもみほぐすとよい。この作業を塩切りといいます。

大豆を潰す

煮あがった大豆は、熱いうちにポテトマッシャーでつぶす
1.煮あがった大豆は軽く水を切り、ポテトマッシャーなどですりつぶす。手作業で完全にペースト状にするのは難しいので、味噌汁に豆の食感が少しあってもいい人は、完全に潰さなくてもいいです。お好みのつぶし加減で。冷めてしまうと大豆が硬くなって潰しにくくなるので、手早く行いましょう。
すり鉢に入れてすりこ木でつぶす
【大豆をつぶす様々な方法・すり鉢】
すり鉢に入れてすりこ木でつぶす。
大豆を厚手のビニール袋に入れて手の平のつけ根で押しつぶす
【手で押す】
厚手のビニール袋に入れて、手のひらのつけ根で押しつぶす。ビニール袋が破れたら、袋ごともう1枚のビニール袋に入れて続けて下さい。
大豆を厚手のビニール袋に入れて足で踏みつぶす
【足で踏む】
足で踏みつぶす。
大豆を厚手のビニール袋に入れてビール瓶の底で叩きつぶす
【ビール瓶】
ビール瓶で叩きつぶす。写真は瓶の側面で叩いていますが、割れることもあるので、瓶の底で叩きましょう。
【肉ひき機】
フードプロセッサーでもいいですが結構大変。今後たくさんの量を定期的に作り続けたい場合は、専用のみそすり機や丈夫なミンサー(肉ひき機)があると作業が楽です。
2.ここがポイント・大豆を人肌に冷ます
つぶした大豆をひと肌に冷ます。大豆が熱いと出来上がりの味噌の香りが悪くなります。熱で発酵に必要な麹菌が死んでしまい、発酵が進まなくなるからです。

麹と大豆を混ぜ合わす

塩切り麹と人肌に冷ました大豆をムラにならないようしっかり混ぜ合わす
1.ここがポイント・よく混ぜ合わす
塩切り麹と人肌に冷ました大豆を混ぜ合す。乾燥麹の場合は、混ぜていくと、ボソボソとして水分が足りなくなってくるので、取りおいた種水(大豆の煮汁)を少しずつ加えてムラなくこねて下さい。目安は450cc位。麹によって乾燥状態が異なるので、煮汁の量は加減して下さい。30分〜1時間ぐらい置き、麹が水分を吸い上げるのを待ちます。生麹の場合は、水を加えずによく混ぜて下さい。混ぜ終わったら時間を置かず、次の工程に進んで下さい。混ぜムラがあると、そこからカビが生える心配があります。
固いようなら、大豆の煮汁を少し入れて耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねる
2.ここがポイント・煮汁を入れすぎない
固いようなら様子を見ながら煮汁を加え、むらなくしっかり混ぜ合わす。目安は耳たぶくらいのやわらかさ(小指がすっと入る位のかたさ)になるまで。種水を取って置くのを忘れたら湯冷ましでOK。水分が多いとカビやすいので、煮汁の入れ過ぎに注意。
種水が少ない(多い)とどうなるの?もご覧下さい。
【注意点】
  • 麹をつぶさないようにしましょう。
  • よく混ざっていないとしょっぱい味噌になります。
  • やわらかくしすぎないようにしましょう。
  • 水分が多いとかびの原因になります。
  • 指輪ははずして行って下さい。

味噌団子を作る

味噌をパンパンと両手にうちつけて空気を抜きながら団子を作る
1.ハンバーグを作る時の要領で、パンパンと両手にうちつけて空気を抜きながら、こぶし大の団子状にする。空気が入っていると、カビや雑菌が繁殖します。
動画:味噌団子を作る様子
味噌団子を作る様子を動画で見る。

容器に詰める

味噌玉を保存容器の底に投げつけ、空気を抜く
1.ここがポイント・空気と触れさせない
容器の底にパシン、パシンと打ちつけるように投げ込む。空気が抜けて雑菌が入りにくくなります。
上から手で押さえ、隙間ができないように平らにする
2.少し敷きつめたら手で押さえて平らにし、だんご間の空気も抜く。きっちり詰め込むようにします。
投げては平らにする作業を繰り返す
3.少し打ちつけては平らにして空気を抜く、を繰り返す。
動画:味噌玉を容器に少し打ちつけては平らにして空気を抜く様子
味噌玉を容器に少し打ちつけては平らにする様子を動画で見る。
全部詰め終わったら手でなでて表面を平らにする
4.全部入れ終わったら、表面をなめらかにならす。でこぼこがあるとカビの原因になります。
カビ止めに容器についた味噌をふきとり、さらに焼酎でふいておく
5.容器の味噌の上は、ついた味噌をふきとり、焼酎(なければ酢でも)で拭いておきましょう。そのままだとカビが生えます。
カビ防止のため、残しておいた一握りの塩を表面にまんべんなくふる
6.カビ防止のため、残しておいた一握りの塩をふって味噌の表面を覆う。ふた塩と言います。ふた塩や振り塩でしょっぱくならない方法は?もご覧下さい。
ラップを味噌の表面に貼り付け、空気を入れないようにする
7.冷めたら味噌にラップをぴったりと張り付け、空気にふれないようにする。

保管と手入れ

小石をビニール袋に入れて重石にする
1.【重石】
かび対策になるので、できれば重石をしておきましょう。重石は材料にした大豆の重量(煮る前の乾燥大豆)くらいが目安。このレシピなら1kg。漬物石では均等に重みがかからないので、何重ものビニール袋に、塩(砂利でもOK)を入れてきっちり口を結んだものを乗せて、ふたをします。
仕込み直後は暖かい部屋で保管する
2.【仕込み直後の保管場所】
冬場の寒い時期に仕込んだら、春の気温が上がってくるまで、暖房のある暖かい部屋に置いておきましょう。人が寒いと感じる気温では麹菌が働かず、発酵がなかなか進みません。25〜30℃が味噌の熟成に一番適しています。
3.【春以降の保管場所】
春になったら次の場所に保管してみて下さい。風通しがよく、直射日光が射さず、温度変化が少ない場所が適しています。
○外気の抜ける床下
○家の北側
×冷蔵庫(低温すぎて発酵が進まない)
×南向きのベランダ
4.【カビ対策】
仕込んで1〜2ヶ月はカビが生えやすいです。1〜2回ふたを取って様子を見ましょう。
  1. かびた部分だけを取り除く。
  2. 取った部分に少し塩をふりかけておく。
  3. 容器の内側を焼酎でふいて消毒しておく。

天地返し

【梅雨明け】
容器の底と上とでは発酵の進み具合が異なるため、天と地を切り返して均一にする作業を、天地返しと言います。空気にふれさせることで酵母の働きが活発になり、味噌の風味がアップします。梅雨明け、夏の土用前に行います。
  1. カビが生えていたら取り除く。
  2. 上の味噌を下に、下の味噌を上へとかき混ぜる。醤油のような水分(たまり)が上がっていたら、一緒に混ぜ込みます。
  3. 容器に詰めるの4〜7までの作業を同じように行う。天地返しのときの振り塩(6番)は、縁に少量降るだけで大丈夫です。
  4. この後の重石は、半分以下に減らす。
【カビ】
天地返しをしようとして、カビが見つかったら、天地返しの時カビがひどかったら?で対処してみて下さい。
動画:寒仕込みしてから1年間じっくり熟成させて完成した味噌
寒仕込みしてから1年間じっくり熟成させて完成した味噌を動画で見る。
【その他の情報】
麹の量を増やせば甘口に仕上がります。詳しくは、甘口の味噌の作り方は?
米味噌、麦味噌、合わせ味噌で、味噌を練る固さが異なります。詳しくは、味噌の練り具合(固さ)はどれくらい?
前年度の味噌を少量加えて仕込むと美味しい味噌になります。詳しくは、種みそって何?

マロンのワンポイントアドバイス:大豆は冷めるとつぶしにくいので、熱いうちにつぶしましょう。

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天地返しの時カビがひどかったら?

重石をしたところは、あまりカビが生えていませんが、空気にふれたところに、青カビが発生しました。でも、味噌の内部までカビが入り込むことはほとんどないので、カビを取り除けば問題ありません。

重石がかかってないところから青カビが発生した

この頃には、たまりという、醤油のような水分が上がってきて、その水分の中に味噌がある状態だと、カビを防いでくれるのですが、今回の味噌は、まだたまりが上がっていません。発酵が遅れてカビが生えやすかったのでしょう。

たまりが出ていないということは、発酵が遅れているということです。煮汁が少なく、味噌団子が固かった可能性があります。この場合、熟成期間が少し長くなります。

味噌がやわらかすぎてもカビは生えやすく、固いとラップの密着度が低くなり、やはりカビが生えやすくなります。

防ぐ方法はなかったのでしょうか?仕込んで1〜2ヵ月は発酵とカビのチェックをしたのですが、その後サボりました^^;チェックを怠らず、発酵が進んでないと感じた時にも、天地返しをしておけば発酵が進み、カビの発生も最小限に防げたと思います。

カビの処置

  1. 表面のカビを、スプーンで厚めにこそげ取る。

    表面のカビを、スプーンですくうように取り除く

  2. 上から順に味噌団子を作って取り出し、皿に移す。

    上から順に味噌玉を作って皿に取り出す

  3. もとの容器をきれいに洗って乾かす。

    もとの容器をきれいに洗って乾かす

  4. アルコールか焼酎をペーパータオルにしみこませてふいておくと、なお安心。

    アルコールか焼酎をペーパータオルにしみこませて容器をふいて消毒する

  5. 上にあった味噌から、容器に戻していく。

    底にあったみそが上にくるように、味噌玉を順に容器に戻していく

  6. ペタペタと叩いて空気を抜き、表面を平らにならす。

    味噌を押して空気を抜きつつ表面を平らにならす

  7. 側面についた味噌をふきとり、焼酎でふいておきましょう。

    側面についた味噌をふきとり、焼酎を吹き付けたキッチンペーパーでふいておく

  8. カビの出やすいふちの周りに、塩を少々ふりかけておきます。手元に前年に作った生味噌などがあれば、それを塗っておいても、カビが生えにくくなります。種味噌の効果にもなります。

    カビの発生しやすいふちの周りに、塩を少々ふりかけておく

  9. 味噌が空気に触れないように、ラップをピッチリ貼り付ける。

    味噌が空気に触れないように、ラップでピッチリ覆う

  10. 重石をこれまでの重さの半分にしてのせる。

    重石をこれまでの重さの半分に減らす

  11. ふたをして以前のように保存する。

    ふたをして以前のように保存する

味噌の栄養と健康効果

味噌の栄養・成分は?

味噌の主な成分は、水分、炭水化物、たんぱく質、脂質、ミネラルなどです。ビタミンでは、ビタミンB群やE、Kを多く含みます。ミネラルでは、特にナトリウム、モリブデンが多く、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄なども含みます。繊維質も含みます。大豆の配合の多い味噌は旨みが強く、たんぱく質、脂質、カルシウムが多くなります。米や麦の配合の多い味噌は甘くなり、炭水化物が多くなります

  • たんぱく質
    たんぱく質は酵素によって加水分解され、約30%が消化されやすいアミノ酸になります。必須アミノ酸をバランスよく含み、筋肉を合成します。また大豆たんぱくは、しなやかで丈夫な血管を作るので、脳血栓の予防になります。
  • ビタミンB群
    エネルギーの代謝に不可欠なビタミンB群を多く含みます。疲労回復にも効果的です。
  • ビタミンB12
    ビタミンB12は大豆には含まれていませんが、発酵の過程で大幅に増えます。造血作用、神経疲労防止効果があります。
  • 食物繊維
    味噌の食物繊維は腸の掃除をして、便秘解消などの整腸効果があります。
  • ビタミンE
    味噌のビタミンEは、活性酸素を無害化して老化防止、血行促進などの効果があります。
  • ビタミンK
    ビタミンKはカルシウムを沈着させて骨質を強くします。

味噌の健康効果・効能は?

胃がん予防、肝臓がん予防、乳がん予防、胃潰瘍の予防、コレステロール抑制、老化防止、美肌効果、消化促進、整腸作用、疲労回復、脳の活性化、基礎代謝の促進、放射性物質の排出などの効果があるとされます。参考資料は、女子栄養大学副学長・五明紀春さんの味噌の科学と食塩

味噌に含まれる健康成分は?

  • イソフラボン
    大豆イソフラボンは女性ホルモンに働きかけて、骨粗鬆症の予防更年期障害の軽減、美肌、美白効果、乳がんの抑制、前立腺がんを予防。
  • ギャバ
    高血圧、抗肥満、精神安定。
  • サポニン
    サポニンは血管に付いた脂肪やコレステロールを洗い流してくれる効果があります。抗肥満、老化防止、動脈硬化予防。
  • レシチン
    コレステロールの低下、物忘れ防止、血液をサラサラにして動脈硬化や高血圧を予防、新陳代謝をよくして美肌効果。
  • コリン
    神経伝達の促進に欠かせないコリンを多く含む味噌は、健脳食といわれます。二日酔い防止、脂肪肝防止にも。
  • ペプチド
    筋肉の疲労回復、筋肉強化、脳の活性化、エネルギー代謝促進、脂肪燃焼促進、コレステロール抑制、血圧上昇の抑制など。ペプチドはもともと大豆には含まれていませんが、発酵で生まれます。たんぱく質がアミノ酸に分解される途中の産物です。
  • 乳酸菌
    発酵にかかわった乳酸菌などの微生物は、整腸作用や免疫力を高める効果があります。発ガン物質や放射性物質の排出を促す効果さえも。
  • 酵素
    味噌は消化酵素もたくさん含まれているため、食べた物の消化吸収を助けます。体内の潜在酵素を代謝に回せるので、免疫力が向上します。
  • メラノイジン
    味噌の茶色の色素成分メラノイジンには強力な抗酸化作用があり、老化防止やがん予防、放射能除去効果に有効といわれています。メラノイジンは赤味噌など、色の濃い味噌ほど多く含まれています。
  • 植物性ステロール
    植物性ステロールは、コレステロールよりも先に小腸に吸収されて、コレステロールの吸収を妨害します。動脈硬化予防に有効です。
  • リノール酸
    必須脂肪酸のリノール酸は、血中コレステロールをそのまま便として排泄します。
  • 遊離リノール酸
    味噌の中のリノール酸は、発酵の過程で分解され、多くが遊離リノール酸になっています。遊離リノール酸やコウジ酸には、メラニンの合成を抑制し、シミやソバカス予防、美白効果があります。味噌を作る麹職人の手は白いといわれます。
  • 胃がんの死亡率が低い
    国立がんセンター研究所の疫学調査では、男女いずれも、味噌汁を飲む頻度が高いほど、胃ガンによる死亡率が低いことがわかっています。これは、味噌に含まれる不飽和脂肪酸、イソフラボン、酵母、乳酸菌等が細胞のガン化を招く変異原性物質を抑制する効果があるためだといわれています。

栗林マロン野菜ソムリエこのレシピの製作者
栗林マロン:日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエ。料理研究家
食事から真の幸せを得るためには、健康を意識した食材と調理法と食事法を心がけることが大切ですね。このサイトでは、食べる喜びと健康的なダイエットのバランスが取れたレシピをご紹介しています。どうぞ、お役立てください!

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マル

手間のかかる料理が好きな私ですので、初めて味噌を仕込んでみました。作業手順は単純ですが、準備段階から時間がかかるなーと思いました... 続きを読む

手間のかかる料理が好きな私ですので、初めて味噌を仕込んでみました。作業手順は単純ですが、準備段階から時間がかかるなーと思いました。
仕込が12月でしたので、一日の気温が-3℃から5℃と寒い時期なので、これからゆっくりと発酵していくだろうし、一年後を楽しみに気長に待ちます。

マロン:奈良漬けに続いて、味噌作りですか!((◎д◎))
いったい何者…
なぞは膨らむばかりです(笑)
1年後が楽しみです!ぜひ、出来栄えを教えてくださいね〜♪o(*^▽^*)o~♪

ユーザーのマルさんが初めて仕込んだ4kgの手作り味噌ご無沙汰してます。
手作り味噌が完成しました。
今年2月だったかに仕込んだものですが、上手に出来上がったなと感じておりました。

だし入り味噌や減塩味噌と違い、つぶも残って塩もきっちりきいた香りの強い味噌になっています。
スーパーで売っている味噌に慣れている子供たちは、この手作り味噌を使った味噌汁にあまりいい反応はしないのかなと予想しております。

試しに作った味噌4sでは、やはり物足りないような。
来年は奈良漬用に買った3斗樽が余っているので大量に作ろうかと、またまた悪い癖が出てしまいそうです(笑)

マロン:うわ〜っ!おいしそうな味噌ができましたね! とても初めてとは思えない出来栄えです!!((◎д◎))

来年は奈良漬用に買われた3斗樽で味噌作りですか?
さすがマルさん!そうこなくっちゃ!
とはいえ、どうぞ並行して奥様サービスもお忘れなく。
奥様あっての味噌作りですからね。くれぐれもよろしく〜(*^▽^*)

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マル

初チャレンジにして上出来だった味噌づくり。私は気をよくして、大量20sの味噌を仕込んでみました。... 続きを読む

秋田はうっすら雪が降り始めています。
元気に料理していますでしょうか?
初チャレンジにして上出来だった味噌づくり。
私は気をよくして、大量20sの味噌を仕込んでみました。

マルさんが大量の大豆を寸胴鍋で煮てマッシャーですり潰した様子2回に分けて仕込むのも面倒だと思ったので、大きな寸胴鍋を借りてきて4.5sの大豆を3時間茹でて、人力でマッシャーを使いすりつぶしました。
1時間30分もすりつぶしたので、手のひらにマメができてしまいました。大豆だけに(笑)

前日に仕込んだ塩きり麹も約10sとかなり大量で、もみほぐすのも容易ではありませんでしたよ。

大量の味噌団子大豆と塩きり麹を混ぜるのもこれまた苦労。
モルタルをこねる道具のプラ舟を使って全部やったいました。
根気よく混ぜれば水分が表面に出てきて丸く団子にできたでしょうが、ゆで汁を入れて作業しやすくしてしまいました。
べちゃべちゃにはなっていないので、程よい水分量かなとも思うことにしました。

来年7月の天地返し、10月の完成を待つ仕込み直後の味噌来年7月の天地返しを心待ちにしつつ、さらにその先の10月完成を期待しているところです。

マロン:次は、3斗樽で味噌作りと聞いてましたが、な、な、なんと20s!!((◎д◎))
まったく想像もできない量ですね〜!
塩きり麹作りにモルタルをこねる道具のプラ舟??いや〜、建設現場じゃないんですから (^^;)

こりゃ、ほんと驚きですが、出来上がりのお味噌にマルさんの手豆が残ってないことを祈ります(笑)

出来上がりが本当に楽しみですね!
ぜひ、ぜひお知らせくださいね!
7月に漬け込まれた奈良漬けの完成も来年です。なんだかワクワクしますね〜♪(*^▽^*)

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マル

ご無沙汰しています。味噌の熟成期間も終わり、開封してみました。今回は塩っ辛くもなく、適度な甘みもあり、色合いも程よい熟成感があり、それぞれの材料の割合でこうも出来上がりが違うのかと感心してしまいました... 続きを読む

ユーザーのマルさんが初めて仕込んだ4kgの手作り味噌ご無沙汰しています。
味噌の熟成期間も終わり、開封してみました。
煮汁をちょっと多めで団子を作って仕込んだせいか、味噌だまりの液体が多く出ていました。
うまみたっぷりなので、味噌の中に練り混ぜてから、友達に700gほどを、3名分お裾分けしました。

今回は塩っ辛くもなく、適度な甘みもあり、色合いも程よい熟成感があり、それぞれの材料の割合でこうも出来上がりが違うのかと感心してしまいました。
画像はお裾分けして、冷暗所へしまう前に撮ったものです。

マロン:おおおおーー!!((◎д◎))
すっごくいい色合いの味噌ができあがりましたね〜!!

これは大成功では?!この写真を見るだけで、熟成したお味噌のあの香りが立ち上ってきて、お口の中がジュワ〜ッとなります(^^;)
いやいやさすがです!お裾分けに預かられた3名の方々はきっと大喜びされたことでしょう。

いつもいつも元気が出るご投稿を本当にありがとうございます!
食欲の秋!きっとマルさんはお楽しみが一杯でしょうね〜♪
ではでは、また〜♪(*^▽^*)

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マル

先日20kgの味噌が完成して、お裾分けしまくっていたら自宅で食べる分が少ししか残っておらず、妻に怒られてしまいました。大量に作るのはやめようと思いましたが、結局作ってしまいました。... 続きを読む

先日20kgの味噌が完成して、お裾分けしまくっていたら自宅で食べる分が少ししか残っておらず、妻に怒られてしまいました。
大量に作るのはやめようと思いましたが、結局作ってしまいました。
凝り性ってやつですね。

昨年の仕込みより多くして、完成約30kg。
大量すぎて大豆を煮るのも2つの大鍋を使い1回で足りず2回目大鍋1つを煮ました。
長時間煮まくった後ですりつぶす作業を人力でとなるといつまでも終わらない気がしていたので、文明の利器(ミンサー)を事前購入しておいて、いざ、つぶし作業。
あれよあれよという間に大量の大豆が均等に、すりつぶされるではありませんか。
10kg以上の完成を目指すならミンサーは必須と実感しました。

マルさんの味噌作り(30s)の全工程

その後はプラ舟の中で塩きり麹と大豆を混ぜてさらに水分調整に煮汁を回しかけ団子状に。
ちょっと硬いかなと思いましたが、今年の水分量はこの程度と割り切って樽に詰め、残しておいた塩で蓋をして、重石10kg(この重さしかないので若干重め)を置いて冷暗所へ。

水分に関しては昨年と今年の仕込みの違いを来年の完成で確かめ、丁度加減を見極めたいと思います。

マロン:年の瀬に、またまたすごい投稿が届いたぞ〜!!!(≧▽≦)
完成30sの味噌の仕込みって、想像を絶する量ですが (^^;)
大豆を煮る香りが部屋中に充満して、二三日は匂いが染みついちゃうだろうなってことぐらいは経験上分かります(笑)
20s作って、ご自宅で食べる分が少ししか残らないって、そりゃ、怒られますよ。
マロンだったらしばらく口きかないかも(笑)

大豆6.5sつぶすって気が遠くなりますけど、にゃるほどにゃるほど〜考えましたね!
ミンサーって手がありましたか!
これはナイスアイデア!
きっとみなさん参考になられることと思います。(てか、30s作る人って業者以外はいないか…(^^;))
プラ舟に仕分けられた塩きり麹と大豆の姿は、「どこの建設現場かい!」と突っ込みたくなります。

いやはやすごいご投稿でした。

ほんとうに、今年もずいぶんお世話になりました。
マルさんのおかげで、いろいろなレシピにすばらしい情報を加味することができました。
ただただ、感謝です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!

いよいよ秋田は冬本番ですね。
どうぞ、くれぐれもお体にお気をつけください。
よいお年を!

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マル

ご無沙汰しています。7月に天地返しをして発酵促進させ味噌が完成しました。煮た大豆と塩切麹と混ぜ合わせ、団子状にする際の取り置く煮汁ですが、今回仕上り30kgの場合に極力少なくして煮汁を混ぜたつもりでしたが、その半量位は味噌たまりとして出てきているような気がしました... 続きを読む

ユーザーのマルさんが初めて仕込んだ4kgの手作り味噌ご無沙汰しています。
7月に天地返しをして発酵促進させ味噌が完成しました。
7月の段階で白カビが若干あったので取り除き先日味噌を完成具合を見たところ、味噌たまりと共に白い粒がたくさん。
ネット検索せずに、すくい取って捨ててしまいました。

後日調べてみると、アミノ酸(チロシン)の塊とありアミノ酸が溶けきれなくなるほど発酵と熟成がしっかり進んでいることの証しとありました。
食べても無害であれば、味噌たまりと一緒に味噌に混ぜ込んどけばよかったのかと、旨味を捨ててしまったようでちょっと残念な気分になりました。

と言っても、充分に美味しい味噌が完成し妻に怒られないよう自宅用に小分けしたところです。
奈良漬け(白瓜)も近日中に1年物の完成具合をみて早速味噌と一緒に友達にお裾分けをしようかと思っています。

煮た大豆と塩切麹と混ぜ合わせ、団子状にする際の取り置く煮汁ですが、今回仕上り30kgの場合に極力少なくして煮汁を混ぜたつもりでしたが、その半量位は味噌たまりとして出てきているような気がしました。

煮大豆に充分水分が含まれているので塩切麹とすりつぶした煮大豆を混ぜて団子状にするための煮汁は不要だなと思いました。
煮汁がなくても、時間をおいて馴染ませれば充分に団子状になるのかと。
完全に団子状にしなくても樽に詰めるときに空気が入らないようぎゅうぎゅうに押しつぶし空気に触れないようにするので多少崩れた感じでもよいと思いました。

団子状にするのは、あくまで作業効率を良くするだけと思うことに。
次に米麹味噌を作るときは、取り置きの煮汁なしで作ってみます。

その他にはイチジクのコンポートや燻製ベーコンも作って楽しんでいました。
来年は豆麹での赤味噌作りを考えております。
もちろん、完成10kg位とそれなりの量ですけど。ミンチにする機械もあることだし、使わないともったいないと思っています。
それで、最近はその機械で手作りソーセージもできるなと思いつきどの位の量を作ろうか、ハーブをどうするか等々私好みのレシピを検索中です。

スポーツ、食欲の秋ですし、さらに来月からは狩猟が始まりますので、楽しく遊んで料理してお酒を呑もうと思っています。

マルさん、お元気そうで何よりです。

お味噌の美味しそうな写真をありがとうございます!
上上の出来栄えですね!
| 妻に怒られないよう自宅用に小分けしたところです。
偉い!この努力がのちのち効いてきます(笑)
| 奈良漬け(白瓜)も近日中に1年物の完成具合をみて
| 早速味噌と一緒に友達にお裾分けをしようかと思っています。
こちらもご自宅用の取り分けをお忘れなく(^^;)

お味噌はチロシンができるほど美味しくできたんですね。さすがです。
来年は豆麹で赤味噌に挑戦ですか。いいですね〜!!
マロンはもっぱら麦麹で甘い麦味噌を作っています。
呑兵衛はやっぱりしょっぱい味噌でないといけませんね(笑)

マルさんは、大豆をふっくら柔らかくなるまでしっかり煮ておられるので、豆が水分をしっかり含んでいるのだと思います。
それならおっしゃるように煮汁は必要ないかもしれませんね。
マロンも味噌は少し硬めに仕込んだ方が良いように思います。

男性の腕で押しつぶせば、空気もしっかり抜けて団子にするまでもなさそうですね。
今回も沢山の貴重な情報を本当にありがとうございます!
とても参考になります。
味噌も奈良漬けも大評判でしょうね〜!!

いよいよマタギの季節ですね。
でも、今年の冬はことのほか寒くなるそうですので、どうぞ、くれぐれもお気をつけください。
いつも遠い秋田から温かいメッセージをありがとうございます!
スポーツにお料理に狩猟…、ご活躍をお祈りしています!、
お仕事が入ってな〜い(笑)

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マル

味噌完成しました。豆麹味噌は、赤黒くしまった感じの水分で豆がすべて発酵分解されきめ細かく出来上がりました。米麹味噌は、茹で汁を一切足さずとも茹でた時の豆に含まれる水分で程よい柔らかさで出来上がりました。... 続きを読む

マルさんの豆麹味噌

ご無沙汰しております。
味噌完成しました。
豆麹味噌は、赤黒くしまった感じの水分で豆がすべて発酵分解されきめ細かく出来上がりました。

米麹味噌は、茹で汁を一切足さずとも茹でた時の豆に含まれる水分で程よい柔らかさで出来上がりました。

マルさんの米麹味噌結構みそたまりの液体も出ていましたので全て味噌の中に戻してやって、家族や友人におすそ分けしたところです。
感想はこれから聞きますが、喜んでもらえること間違いなしの出来栄えで満足しています。

マロン:うわ〜!!!めっちゃ美味しそうなお味噌ができましたね〜!!(≧▽≦)
ほんと、美味しそう!!
もうマルさん、お味噌も完全にプロ級の腕前になられましたね。
これは、お裾分けしていただいた方も、きっと病みつきになられるでしょうね〜!
アハハハ〜永遠に作り続けなきゃいけませんね〜(^^;)

それにしても、豆麹味噌、ほんと美味しそうな赤色!!
煮込みうどんが食べたくなります(^^;)
米麹味噌も煮汁を足さなくても良かったということは、大豆をしっかり柔らかく煮られたんでしょうね。
さすがですね。

二つの味噌の味の違いが楽しめるなんて、なんて贅沢なんでしょ。
あ〜…お味噌のいい香りがマロンちまで届いてきましたよ!本当にありがとうございました!!
こちらは朝夕はもうすっかり晩秋の感じですが、秋田はきっともっと冷え込んでいるんでしょうね。
どうぞ、お風邪など引かれませんように。

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手作り味噌のよくある質問

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手作り味噌がおいしい理由は?

手作り味噌がおいしい理由は、味噌の風味が生きていることにあります。市販の味噌に比べて、手作り味噌の方が香りが高いです。味噌のよい香りは、酵母が糖分を食べることで生まれます。手作り味噌は、酵母が生きて発酵を続けているので香りが強いのです。

市販の味噌は、パッケージの膨張や破裂を防ぐ為、また味と香りの変質を抑えるために、発酵が止めてあります。市販の味噌は、加熱処理して発酵を強制的に止めるため、酵母が死んで発酵は進まず、香りに深みがありません。

味噌の種類は?

大別すると、米味噌、麦味噌、豆味噌の3種類があります。

米味噌…米麹を加えて作る。一番一般的で、全国の消費量の8割を占めます。

麦味噌…麦麹を加えて作る。田舎味噌とも呼ばれる。米味噌に比べ甘味が少ないが、発酵が早く、早く食べられます。

豆味噌…大豆そのものに直接麹を生やして仕込む。豆味噌に米味噌を合わせた味噌が「赤だし」です。

ご当地味噌マップ
うま味インフォメーションセンターには、米味噌圏、麦味噌圏、豆味噌圏などに分けた日本全国ご当地味噌マップがあります。味噌作りの歴史には、戦国時代に武将が兵糧として味噌を製造したという興味深い背景も学べます。

味噌の色の違いは?

赤味噌、白味噌、その中間の味噌に分類されますが、色の違いは麹の量熟成期間の長短によるものです。

赤味噌…北海道、東北地方

白味噌…関西や四国

赤と白の中間の味噌…関東や信州

麦味噌…主に九州や愛媛など瀬戸内の一部

豆味噌…愛知、岐阜、三重などの東海地方

味噌作りにおける麹の働きは?

でんぷんを糖に分解して食べる
麹とは蒸した米や麦、大豆などに麹菌というカビの一種を付着させ、繁殖させたもの。酵母が糖をエサにしてアルコールや炭酸ガス、たくさんの香りや複雑な味わいを作ります。しかしお米は糖になる前のでんぷんなので、分子が大きすぎてそのままでは食べることができません。そこで麹菌が生産する酵素が、米のでんぷんを糖に分解してくれます。酵母菌は、こうしてできた糖を食べて、香り成分のアルコールや炭酸ガスを作りながら、どんどん増えていきます。この工程が発酵です。麹に含まれる酵素は30種類以上と言われており、酵素の宝庫です。

麹菌が生産する主な酵素

  • アミラーゼ(デンプンをブドウ糖に分解して甘くする)
  • プロテアーゼ(タンパク質をアミノ酸に分解して旨みを作る)
  • リパーゼ(脂肪を脂肪酸(香りの元)とグリセリンに分解する)
麹歩合(こうじぶあい)とは?

大豆に対する麹の割合を表したものです。例えば、味噌を仕込む前の大豆が1sで、麹が1sだとすると、麹歩合は「10歩(じゅうぶ)」と言います。大豆が1sで、麹が2s(大豆の2倍)だとすると、「20歩(にじゅうぶ)」と言います。
計算式は、麹歩合=米÷大豆×10

みそは、塩と麹のバランスで甘さが変わります。食塩の量が同じなら、麹歩合が多い方が甘口になります。麹歩合が少ない場合は、辛口に仕上がります。一般的に米味噌の塩分が約12%なのに対して、麦味噌の塩分は約10.5%と言われています。

麹が多いと甘くなる理由
お米のでんぷんを分解して、ブドウ糖に変えるのが麹の役割です。麹歩合が高い味噌ほどブドウ糖が多くなり、甘みに変わります。

麹が多いと甘く、塩が多いと塩辛くなります。塩分濃度によって、5〜7%は甘味噌、7〜11%は甘口味噌、11〜13%は辛口味噌に分かれます。ただし、同じ塩分量でも麹のほうが多ければ甘くなります。

麹が多い味噌は熟成が早い
米麹の割合が多い味噌は、夏の直前に仕込んで、2〜3か月の熟成で早くも食べ頃になります。

麹をたくさん使用したほうが、おいしい味噌になるの?

味噌にも種類があり、味も異なります。麹の量や熟成期間によっても味が変わるので、麹を多くすれば美味しくなるというわけではありません。

麹が多いと…
麹のアミラーゼが米のでんぷんを分解し、甘いブドウ糖に変えます。麹の多い味噌ほど甘くなります。でも熟成期間が長くなると、酵母菌が麹菌の作った糖分を餌にする為、甘みが抑えられ辛口の味噌ができます。

大豆が多いと…
麹菌の酵素は米だけでなく大豆も分解します。大豆のたんぱく質を分解し、アミノ酸などの旨味成分を作ります。つまり大豆が多い味噌は、旨みやコクが強い味噌になり、熟成期間が長くなるとそれだけ旨味成分も増します。

長期熟成なら麹歩合を低くする
作る味噌を甘口にするのか、辛口にするのか、発酵期間が短期なのか長期なのか、使用する麹の種類などに応じて、適した麹歩合は変わります。例えば2年かけて長期熟成する場合は、麹歩合を低くします。麹歩合が高いと、長い間に糖分が消費されてなくなってしまいます。麹歩合が高いぶん、大豆の量も少なくなるので、旨み成分も少なくなります。麹歩合が高いものは、長期熟成には向かないことが分かります。長期熟成の味噌で麹歩合を低くするのは、とても理にかなっています。

生の麹と乾燥麹の違いは?

乾燥麹は、保存性を高めるため、水分を10%以下まで抜いているので長期保存が可能。 生麹はできたての麹。水分含有量が約25%あり、冬季でも2日程度しか日持ちがしないので、購入したらすぐに仕込む必要があります。生麹で仕込むと発酵力が強く、甘味も強いのでとてもおいしいです。生麹を使う場合は、乾燥麹の1.5倍必要となります。

生麹が日持ちしない理由
生麹は水分が多いので雑菌に弱く、麹自体が発酵していく力が強い為、酵素力が低下して早く品質が劣化します。

生麹の保存方法
冷蔵庫で1〜3週間保存可能。出来立てに比べて麹の力は下がりますが、冷凍庫だと3か月ほど保存可能になります。

塩切り
塩切り麹(生麹に塩を混ぜる)にすれば、塩が生きている麹の発熱を防ぎます。常温で1週間ぐらい保存できるようになりますが、発酵力を維持させるため、塩切り後は5日を目安に使いましょう。

乾燥麹を水で戻す方法は?

乾燥麹をそのまま料理に使うと、芯が残ってしまいます。事前に水で戻し、生麹のように柔らかくしてから使用しましょう。乾燥麹200gに対して100〜250ccのぬるま湯(40〜60℃)を加えて戻します。メーカーによって乾燥状態に差があるので、様子を見ながら加えましょう。

乾燥麹の戻し方

  1. 麹がバラバラになるように両手でほぐす。
  2. 乾燥麹に適量のぬるま湯をかける。(菌が死ぬので熱湯はNG!)
  3. 全体に水分が行きわたるように、まんべんなく混ぜる。
  4. 乾燥しないようにラップをかぶせて1時間置く。
  5. 指で潰して簡単につぶれればOK。生麹と同じように使えます。
    ※戻した麹は、その日のうちに使いましょう。

味噌作りに使う場合
味噌を仕込む場合は、戻さずに種水(大豆の煮汁)を加えてもかまいません。その方が大豆の旨みや甘味、栄養も加わります。目安は、乾燥麹1kgを使うのであれば、煮汁を600ccぐらい残しておきます。塩切りした麹に煮汁450ccぐらいを加えてよく混ぜ、30分〜1時間ぐらい置き、麹に水分を吸わせます。麹のタイプによって水分量が違うので、加減して下さい。

味噌の練り具合(固さ)はどれくらい?

よく、「耳たぶくらいのやわらかさ」とか、「小指がすっと入る位のかたさ」等と表現されます。他にも「ハンバーグの種より少し固いくらい」とか、「普段食べている味噌よりやや固め」などとも表現されます。

池田屋醸造さんは、味噌の種類によって異なる固さを教えて下さっています。麦味噌→合わせ味噌→米味噌の順で硬い味噌団子になるそうです。
米味噌の場合
「割ると“パカッ”と割れるくらい、硬くてちょうど良い。」とか、「パサパサして固めにくい位でちょうど良い。」と表現しておられます。

麦味噌の場合
「団子というより、ハンバーグのたねのよう。手のひらに乗せて揺すると形が崩れるくらいでちょうど良い。」とか、「ハンバーグを丸めるときよりやや柔らかい位のやわらかさでちょうど良い。」そうです。
麦味噌は水分をたくさん吸湿する性質があるので、水分量が少ないと出来上がりがパサパサします。池田屋さんの配合表を見ると、麦麹は種水を米麹の倍以上使っておられます。

合わせ味噌の場合
「米と麦の中間ぐらいの硬さ」だそうです。

種水(煮汁)が少ない(多い)とどうなるの?

種水が少ない場合
種水が少ないと出来上がりが固くなったり、ぱさぱさになります。発酵が鈍って熟成期間も長くなります。煮汁が少ない分、塩分濃度が上がって塩辛くなります。

種水が多い場合
逆に煮汁が多いと熟成期間は短くなります。水分が多いほどカビも発生しやすくなります。

煮汁を取っておくのを忘れた時は?
湯さまし(一度お湯を沸かし冷ましたもの)を使っても大丈夫です。生水はNG!
もっとおいしい味噌を作るには?
生麹で仕込んでみましょう。生麹は出来立てなので新鮮。麹菌の力が強く、乾燥麹より一層風味や香り、甘みのある味噌になります。地元の味噌会社の生麹を買って何度か作りましたが、さすがは味噌会社の生麹。それはそれはおいしい味噌になりました。(これぞ手前味噌^^;)麹にこだわると本当に感動の味噌になります。ネットや近隣のJAなどでも購入できると思います。塩にもこだわってみて下さい。
味噌作りに適した大豆は?
国産の大粒大豆が良いそうです。例えば北海道産の「とよまさり」という品種は、甘味が強いので、旨味・甘味の強い美味しい味噌になると言われています。普通の大豆のフクユタカ(糖質が少ない)では、甘味やコクがあまり出ないそうです。脂肪分が少ないことも重要です。大豆の脂肪分は発酵における微生物の成長を阻害したり、脂肪自身が酸化して臭くなったりしますが、とよまさりは脂肪分が少ないので、この点でも理想的な大豆です。輸入品は脂肪分が多いので、味噌作りには適さないそうです。
麦麹の特徴は?

麦味噌は九州全域と山口県、愛媛県を中心に生産されています。稲作の裏作として大麦を耕作していたことから、農家の自家用に麦味噌が作られていました。そのため「田舎みそ」と呼ばれることもあります。これらの地域の麦味噌は甘口です。関東北部にも麦味噌がありますが、こちらは辛口です。

麦味噌の特徴
麦味噌の特徴は、風味豊かな麦の香りとさらっとした甘味。特に鹿児島の「薩摩みそ」は麹の割合が多く(米味噌の4倍)、発酵も1か月前後と短期間で熟成します。麦麹の香りが高い味噌です。

※米味噌(辛口)の場合、大豆1に対して米麹の分量が0.8倍のところ、麦味噌の場合、大豆1に対して麦麹の分量はおよそ2.5倍

麦味噌の甘味が強い理油
麦麹は甘味が少ないので、米麹の割合より多く入れます。米や麦はでんぷんなので、絶対量が多い分甘い味噌になります。塩分は低いので塩辛さがなくまろやかです。熟成期間の違いも甘みに関係します。酵母菌は、酵素が作った糖分を餌にするため、長く熟成させると甘みが抑えられ、辛くなります。故、熟成期間が短い麦みそは甘口になるというわけです。

麦味噌は発酵が早い
麦麹は、発酵も早く風味がいいですが、風味が落ちるのも早いので早めに食べましょう。麦麹は水分が多く発酵が早く進むため、通常よりも早く味噌が出来上がります。熟成する目安は10月〜4月の寒い時期に仕込んだ場合は6〜8か月間、その他の月に仕込んだ場合は4〜5か月間ぐらい。

全国の味噌生産量
米味噌が全国の味噌生産量の80%を、麦味噌が5%を占めます。

合わせ味噌の作り方は?

米麹に麦麹をブレンドして味噌を作ると、麦の風味のよい味噌を作ることができます。麦こうじの割合を、麹全体の2〜3割にします。麦麹が多すぎると麦味噌と同じようになってしまいます。米こうじに比べ、甘みは少なくなります。麦を使った合わせ味噌は、風味が落ちるのが早いので、少量を作って早めに食べましょう。写真は2月に仕込んで1年後の合わせ味噌の様子です。

2月に米麹と麦麹で仕込んだ合わせ味噌の1年後の様子

小泉武夫食マガジンの「合わせ味噌を仕込む」では、「米麹と麦麹の割合は1対1でもいいし、6対4にしたり、8対2、9対1など、正解はありません。いろいろ試してみて、自分好みの配合を見つけるのも楽しいものです。」とありました。たくさん作る場合は、豆の合計1に対して、麹の合計1、塩0.5の比率で増やすと良いそうです。合わせ味噌は、単独の麹で作る味噌と比べると味わいが濃厚になり、毎日の味噌汁のほか、どんな味噌料理にも合う万能味噌だそうです。

具だくさんの豚汁には麦味噌が合うの?

具だくさんの豚汁からは、たくさんの旨みが出ます。麦味噌は米味噌に比べてあっさりしていて優しい甘味なので、濃厚な味わいの豚汁にはよく合います。

マスキング
昔から鹿児島では具だくさんの豚汁や魚料理やが好まれていました。麦麹の独特の香りが肉や魚臭さをマスキングするので、魚料理にもよく合うと言われます。

味噌はいつでも作れるの?

一年中作れます。夏場に作ると熟成が早いので早く食べることができますが、雑菌が入りやすく異常発酵することがあります。

対策は、使用する容器をしっかり洗浄、乾燥し、塩を多めに加えて堅く仕込み、風通しの良い冷暗所に保存するようにします。しかし、寒い時期に仕込んだ物の方がやはり味は良く、失敗も少ないです。できれば真夏は避けて、10〜4月までに仕込みましょう。

味噌はいつごろから食べられるの?

仕込む時の条件
仕込む時の条件で熟成期間は変わってきます。麹の割合が多ければ、酵素の力が強いので、熟成期間が短くなります。食塩の量が少ない時も熟成期間が短いです。食塩は酵素作用を抑制する働きがあるからです。(一例として、食塩水が皮をむいたりんごの褐変を防ぐのは褐変酵素を抑制するから。)食塩は味噌の熟成を遅延していますが、食塩の量が少ないと熟成が促進され、熟成期間が短くなります。その逆で、麹の量が少ない、食塩が多い時は、熟成期間は長くなります。

仕込みの時期
夏に仕込んだ味噌は4〜5ヵ月、冬は7〜8ヵ月。寒仕込み(1〜2月)は夏が過ぎた頃からがおいしくなります。

天地返し
出来上がりを早めたい時は、上下をかき混ぜて天地返しをしましょう。味噌が空気に触れて微生物の働きが活発になり、発酵が促進されます。

手作り味噌の完成後の保存方法は?

低温
手作り味噌は酵母が生きています。常温でそのまま置いておくと、熟成が進み、味と香りが刻一刻と変化していきます。好みの熟成度合になったら、冷蔵庫で保存し、低温にして生きている酵母の活動を抑えて味と香りを保ちましょう。冷凍庫で保存すればさらに風味を長く保てます。

ラップ
味噌は空気を嫌います。密閉容器に保存するだけではだめ。ラップを味噌の表面ににピッタリ密着させて、空気にふれないようにしてからふたをし、それから冷蔵庫に入れましょう。

小分け
全部冷蔵庫に入りきらない場合は、ビニール袋に小分けしてピッチリと空気を抜いてから入れ、容器に残ったものから先に食べるようにしましょう。

味噌はどれくらい持つの?

味噌はもともとは保存を目的として作られているため、保存方法しだいでは、2〜3年はもつようです。

賞味期限
市販の味噌には、「賞味期限」が書いてあります。賞味期限は、「おいしく食べられる」期間。それを過ぎると危険で食べられないというわけではく、色が変わったり、香りが失われたりして風味に変化が生じるという意味での賞味期限です。

味噌の業界団体「全国味噌工業協同組合連合会」では、賞味・消費期限についてガイドラインを示しています。
【米みそ】(常温流通)

  • 甘みそ…3〜6か月
  • 辛口みそ…3〜12か月
  • 麦みそ…3〜12か月
  • 豆みそ…6〜12か月
  • 調合みそ…3〜12か月

家庭で作る味噌は、1年で食べ切れる量を仕込みましょう。

市販の味噌の開封後の保存方法は?

味噌の保存で一番大切な事は、「低温に保つこと」と「空気にふれさせないこと」です。

冷蔵庫か冷凍庫保存
開封後は冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。何も添加されていないお味噌なら、冷蔵庫・冷凍庫のどちらでも1年保存できます。ただし長期保存すると、冷凍・冷蔵庫内での臭い移りや、乾燥を引き起こします。腐敗しないかもしれませんが、味噌の風味や味に影響を及ぼす事が考えられます。できるだけ早く消費しましょう。

冷凍保存のメリット
冷凍保存すれば、酵母が眠った状態になり、熟成が抑えられるので、風味を損ないません。味噌は塩分濃度が高いので、家庭の−20℃くらいの冷凍庫で保存してもカチカチに凍ることはありません。(−30℃くらまでは凍らない)解凍する必要がないので、出してすぐに使えます。

減塩・だし入り味噌
だし入りみそ味噌や減塩タイプの味噌はカビが生えやすいので、開封後は冷蔵庫に入れ、なるべく早く、遅くても3か月以内には食べ切りましょう。

紙を密着させる
パック味噌は、平らになるようにすくって使う。甘い香りの成分HEMFは、酸素で分解されるので、味噌の表面を覆っているパラフィン紙を、みそにぴったりと密着させておく。さらに詳しい情報は、味噌の保存方法は?をご覧下さい。

袋入り味噌
袋に入っているみそは、後ろから絞り出すようにして使い、口をしっかり閉めて空気が入らないようにする。

白いシートや脱酸素剤は捨ててもいいの?
白いシート(パラフィン紙)は、味噌の表面の色が空気に触れて変わらないように、もしくは、脱酸素剤が味噌の中に沈むのを防ぐために置かれています。破棄してもいいですが、敷いておくと、変色や変質を緩和します。シートが破れたら、ラップで味噌の表面をぴっちり覆っておきましょう。脱酸素剤の方は、開封したら効果がなくなるので破棄します。
味噌の塩分は?
通常味噌汁に用いる辛口味噌は11〜13%。豆味噌や甘口味噌はやや少なく9〜10%、白味噌はさらに少なく5〜7%。
材料の割合は?
大体の目安ですが、重さで言えば、乾燥大豆2:乾燥麹2:塩1弱。塩をあまり少なくすると、腐敗して失敗します。
甘口・辛口の味噌の作り方は?

甘口
甘口味噌は大豆に対して麹の量を1.5〜2倍に増やします。麹の甘味で甘口の味噌になります。相対的に塩分量が低くなるので発酵、完成が早くなります。

中辛
中辛味噌は大豆に対して 1.5倍の麹を使います。

辛口
甘口味噌とは逆に麹の量を減らします。大豆1に対して麹0.8くらい。

市販の味噌が甘いのか辛いのかどうやって見分けたらいいの?

麹歩合をチェック
最近では、麹の割合を示す「麹歩合」が記載されている商品があります。大豆と麹が1対1の場合は10割麹味噌と呼ばれ、この数字が大きくなればなるほど甘くなるので、甘口の味噌であることが目に見えて分かります。

原材料名をチェック
麹歩合の記載がない場合は、パッケージの裏の原材料名を見てみましょう。ある程度は予想がつきます。食品を扱う加工業者には、原材料名を表示する義務があります。「米、大豆、食塩」などと書いてあります。使用した重量の割合の高い順に表示されているので、大豆より米や麦が先に書かれていたら、甘口系と想像できます。反対に大豆が先に書かれてあったら、辛口が考えられます。

みその色が変わる理由は?
味噌の色が濃くなるのは、メイラード反応が起こるからです。メイラード反応とは、原料である大豆などのアミノ酸が糖と反応して褐変することです。夏場の温度が高い時や、保存期間が長いほど、濃い褐色を帯びてきます。
減塩味噌が作りたい?
健康志向の高まりで、市販の味噌は減塩(塩分濃度8〜10%)が流行っていますが、減塩味噌を手作りしようと思うと、カビが発生しやすくなったり、酸っぱくなりがちです。10%以下になると腐敗しやすくなると言われています。手作りでは一般的な塩分濃度(12〜13%)で作り、調理の段階で減塩を考えた方が無難です。減塩で作るとしても、少なくとも10〜11%は入れましょう。塩分濃度の計算式や、簡単に自動計算してくれるツールについては塩の分量・塩分濃度計算は?
味噌のカロリーは?
米味噌白100gが192kcal
大さじ1杯18gが35kcal
種みそって何?

前年の味噌を使う
種みそは、味噌の発酵を助けるために入れる酵母が生きている味噌のことです。前年に作った味噌を加えて仕込むと、発酵のスターターとして働き、味噌の発酵・熟成が促進されます。無い場合は入れなくてもかまいません。その場合は、天地返しをしっかり行いましょう。種味噌の量は、大豆1kgに対し200g程度(出来上がり量の約5%)です。出来上がり量の1%〜3%位とするレシピもあります。お好みで。

市販の味噌を使う場合
市販の味噌でも使えますが、必ず麹が生きている生味噌タイプの味噌でなければなりません。熱処理やアルコール添加して発酵を抑制してあるものは向きません。だし入り味噌やアミノ酸入りの味噌、麦みそも使用しない方がいいです。

生味噌の見分け方
スーパーの冷蔵コーナーにあって、袋に空気穴が開いているお味噌は、麹が生きているので使えます。
価格.comマガジン味噌ソムリエ小野敬子さんは、味噌パッケージの見方を教えて下さっているので、生味噌を見分ける助けになります。パッケージに穴が開いていれば、発酵が続いており、酵母が活発に働いていることを意味するのだそうです。酒精という文字があれば、味噌の発酵を止めるアルコールが入っているので、発酵力が期待できないようです。

なぜ味噌団子にして容器に打ちつけるの?
麹菌は空気を嫌います。空気が入っていると、カビや雑菌が繁殖するので、すき間ができないように、投げつけて空気を抜いてやります。
ふた塩で上部の味噌が塩辛くなったらどうしたらいい?

ふた塩
カビを生えずらくさせる為、表面に塩をふんだんに振ることをふた塩とか、ふた味噌、雪塩と言います。味噌がしょっぱくなるので、お手入れの時や完成時には、味噌の表面部分を取り除く必要があります。もったいないので捨てないで、豚肉の味噌漬け焼きなどに利用しましょう。

カビが生えないように味噌の表面に塩を振る

豚肉の味噌漬け焼きレシピ
味噌、酒、みりん、砂糖、おろしにんにく、豚ロース厚切り肉をジップロックに入れて揉み、冷蔵庫で半日漬け込み、フライパンに油をひいて焦げないように弱火で焼く。
※ふた塩をしなかった場合でも、熟成後の表面部分は香りが悪いので、1cm位は取り除いて同じように使いましょう。

ふた塩で塩辛くならない方法は?

振り塩
表面に振り塩(小さじ1杯強)をし、表面に塩が見えなくなるまでまんべんなくすり込んで、ラップをかぶせる。塩分は少量なので問題ないと思います。

一握り残しておく
塩切りする時に、塩を一握りもしくは1割程度取り分けておきます。全部詰めて表面を平らにして、残った塩を振りかけます。塩分濃度も変わらないので、しょっぱくなりません。中の味噌の塩分濃度は少し下がるので、天地返しの時にしっかり混ぜ込むと良いと思います。

ラップの上から塩
ラップの上から塩を味噌に触れないように乗せておられる方も多いです。じかに振らないので、塩分が増えてしょっぱくなることはありません。重石代わりになる量をのせます。Cookpadのはんぷ亭だんぷ亭さんは、塩座布団と呼んでおられます。

焼酎
味噌の表面に、度の高い焼酎かホワイトリカーを、霧吹きや刷毛で薄く塗る。道具がなければ少量の焼酎を表面に振り、手でなで塗り広げて殺菌する。ピッタリとラップを貼り、空気を遮断する。塩を用いないので、塩辛くなることはありません。

もっと簡単にカビを予防できる方法は?

わさび
わさびの辛み成分には、抗菌作用があります。揮発性があるので、ラップの隙間にも充満して、カビの増殖を抑制します。練りチューブでも大丈夫です。効果が持続するよう時々交換します。

やり方

  1. チューブのわさびや練りわさびでもいいので、適当な量を小皿やアルミ箔などに盛る。
  2. 味噌の表面に空気が入らないようにぴっちりラップを敷き、その上に1をのせる。
    酒粕で蓋をするのも有効だそうです。

小泉武夫食マガジンの「自作味噌のカビ予防法」をご覧ください。

寒仕込みとは?
寒の入りに仕込む味噌のことを寒仕込みと言います。つまり1月下旬〜2月に仕込む味噌のことを言います。寒いので雑菌が繁殖しにくいですし、徐々に気温が上がるので、ゆっくり熟成して深みのある味噌になります。10〜11月頃が食べ頃となります。
天地返しは必要?

必ずやらなくてはいけないものではありませんが、行っておくとおいしくなります。

味噌の上下を入れ替えて天地返しをする

天地返しとは
容器の底と上とでは発酵の進み具合が異なるため、天と地を切り返して均一にする作業を天地返しといいます。炭酸ガスが抜け、空気にふれさせることで新しい酸素が行きわたるので、酵母の働きが活発になり、味噌の風味がアップします。

天地返しを行う時期
梅雨明け、夏の土用前に行います。

重石は必要?

重石をすることでカビをかなり防ぐことができます。落としぶたをすると、もっと効果的です。やがて、醤油のような水分(たまり)が上がってきます。味噌がそのたまりの中にあることで、カビを防ぐことができます。

重石の重量の目安
重石は材料にした大豆の重量(煮る前の乾燥大豆)くらいが目安。漬物石では均等に重みがかからないので、何重ものビニール袋に、塩(園芸用の小石を洗ったものでもOK)を入れてきっちり口を結んだものを重石として活用するといいと思います。天地返しの後は、重石は半分以下に減らします。

園芸用の小石を洗って重石に使う

カビが生えたら?

かびた部分だけを取り除き、取った部分に少し塩をふりかけておく。その後容器の内側を焼酎でふいて消毒しておきましょう。

仕込み直後に注意
カビは作り方に問題があるのではなく、仕込んだ直後の1ヶ月の気候に左右されるといいます。仕込んで1〜2ヶ月は、1〜2回ふたを取って様子を見ます。手作り味噌の場合、完全にカビを防ぐことはできません。味噌が柔らかくなって熟成してくるとカビはもうつかなくなります。

白いのはカビ?
産膜酵母(さんまくこうぼ)と言って、アミノ酸が結晶したものです。食べても大丈夫ですが、味噌の風味を損なうので、そこだけ取り除きます。
白い点々はカビ?

味噌に白い結晶みたいなものがついていることがありますが、 これはカビではなく、タンパク質が酵素によって分解されて生じたアミノ酸の一種であるチロシンと言う結晶です。水に溶けにくいので、結晶として析出してくるもので、食べても害はありません。長期熟成されている証拠であり、よりタンパク質分解酵素の強い麹を用いる麦味噌や豆味噌で生じやすいと言われています。

白い結晶はカビではなく無害なチロシン

塩の分量・塩分濃度計算は?

大豆1kgと麹2kgを使って塩分濃度12%の味噌を作りたいとします。塩の分量はいくらにしたらよいでしょうか?

塩分濃度の計算式は、塩分濃度(%)=塩÷味噌全体の重さ×100で求めます。
味噌全体の重さは、乾燥大豆の重さ×2.6+麹の重さ+煮汁の重さ+塩の量で求めます。
※乾燥大豆の重さ×2.6というのは、予測値ですが、茹で上がった大豆の重さを計算するものです。

塩分濃度が決まれば、以下の式で塩の量を計算できます。
塩の重量=(乾燥大豆の重さ×2.6+麹の重さ+煮汁の重さ)×塩分濃度÷(1-塩分濃度)
※塩分濃度が12%の場合0.12とします。

では計算式を当てはめてみましょう。大豆1kg・生麹2kg・煮汁は400gを予測します。(1×2.6+2+0.4)×0.12÷(1−0.12)=0.6818…kg
約680gの塩を使えばよいことが分かります。

計算表
自分で計算するのが面倒くさいという方は、南日味噌醤油さんの計算表が簡単です。目安となる出来上がり量と塩分濃度を自動計算してくれます。
南日味噌醤油さんによると、基本の配合割合を、米:麹:食塩=1:1:0.5にします。(塩は大豆の重量の1/2)辛口味噌です。甘くしたい場合は、塩の量を減らすのではなく、米麹を増やして減塩にします。塩の量を変えないのがポイント。特に減塩味噌の場合は、食塩の量を減らさずに米麹の量を増やすのだそうです。

市販の味噌は3か月で作れるって本当?

速醸法
市販の大量生産される安い味噌は、3か月で出来あがります。速醸法(または温醸法、加温法)と言って、仕込んだ味噌を1〜2カ月の間加温して強制的に発酵を促した後、1か月ほど冷やします。

天然醸造法
天然醸造法で作られた味噌は、1年以上じっくり桶の中で自然発酵するのを待つという昔ながらの製法で作られています。とがった塩辛さがとれ、まろやかな深みのある味です。パッケージには生、あるいは天然醸造と記載されており、バルブという空気穴がつけられています。冷蔵コーナーに置いてあります。

どんな容器が使えますか?
タッパー、桶、陶器製の壺やかめ、ビンなど。厚手のビニール袋でも可。
容器の大きさは?

乾燥大豆1kgで出来上がりは約4kgになります。目安として5Lの容器が適当かと思います。これは直径21cm(内径で上部の幅広のところ、下部は18cm)高さ18cmのプラスチック桶ですが、容器の8分目まで入りました。

高さ18cmのプラスチック桶

圧力鍋で大豆を煮る注意点は?
豆は水分を吸って膨らむので、一般には鍋の容量の1/3を超えて入れると危険とされています。蒸気ノズルが、豆の皮やアクで目詰まりするからです。専属ですのこ(蒸し板)が添付されているメーカーがありますが、それを用いた場合は、皮による目詰まりを防ぐようです。メーカーによっては、付属の蒸しかごも豆が浮き上がらないようにする落とし蓋として使えるようです。
味噌が放射性物質を排泄するの?

NHKあさイチ(2011年11月8日OA)で、味噌の放射能物質の除去に関する効能について放送されましたので、以下に記しておきます。

動物実験による放射性物質の排せつについて
アイソトープ(放射性同位元素)のヨウ素131とセシウム134をマウスに投与し、体内からの排せつ実験を行ったものです。その結果、あらかじめ、みそのえさを与えておいたマウスでは、通常のえさを食べているマウスに比べ、ヨウ素の排せつがより多く見られました。また、セシウムについても、みそ投与群のマウスのほうが、減少していました。みその成分がどのように働いて、放射線防御作用を起こすのか、いくつかの可能性が考えられています。1つは、みその成分により、体の代謝活性がよくなるということ。さらに、みその成分中には、血液中の放射性物質などと物理結合する物質があり、それが放射性物質を排せつするのだろうと考えられています。つまり、不溶性の放射性物質は血液中に溜まりますが、みそ中の成分が血液中に高濃度で含まれていると、これと結びつき、尿や汗などとともに、排せつされることになります。〈広島大学原爆放射能医学研究所・予防膿瘍教授 伊藤明弘さん〉

味噌汁1杯に含まれる塩分はどれくらい?

お味噌汁1杯に含まれる塩分は約1.2gで、他の食品の一回摂取量と比較しても少ない方と言えます。※だし汁150ccに味噌を10g(約大さじ1/2)使用し、塩分濃度0.8%の味噌汁の場合です。野菜たっぷりの具だくさんにすれば汁の分量が減り、塩分も1.0gに減らせます。

計算
塩分濃度12%の味噌で、塩分濃度0.8%の味噌汁を150g作るには何gの味噌が必要かを計算してみます。
食塩の量は150×0.008=1.2g
味噌の塩分濃度は12%なので、1.2g÷12%=10gの味噌が必要とわかります。

味噌には減塩効果があるの?
共立女子大学の上原誉志夫教授のラットを使った動物実験研究によると、食塩水に比べて、同じ塩分に調整した味噌汁の方が、血圧を上げにくいことが分かりました。味噌を摂る方が、食塩だけを摂る場合と比べて30%の減塩効果に相当するといいます。減塩効果があるとはいえ、摂り過ぎには注意が必要です。